日刊ねりきり

妻と2匹の猫と暮らす、「社会派な作品見てる俺カッケー」と言う残念な人のブログ。最近の趣味は洗濯とロックマンX4をプレイすること。映画のこととか日々のことをモタモタと…

『イコライザー2』感想、ネタバレ。安定のマッコールさんで快適イコイコライフ

ヤマダです。

タイトルに深い意味はないです…(イコ×イコって言いたいだけ…)

 

前作が「マッコールさんはこんなに凄い人」という映画なら、本作は「マッコールさんは怒らせるとこんなにヤバい人」というのを痛感させられる映画でした。

 

 

皆殺しピタゴラ・スイッチは本作でも健在

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前作のラスト、ホームセンターにてそこにある道具だけで敵を皆殺しにしたマッコールさん。

本作のラストでも、マッコールはまだ妻が存命だった頃に住んでいた海辺の街で、またしてもピタゴラ・スイッチよろしく敵を抹殺していきます。

ただ、今回はホムセンではないので、ピタゴラ感は薄め。

 

でも親友がいる殺された復讐だし、手際よく死なれるより、ナイフでメッタ刺しにしたり、ぶっといボウガン?で顔面を射抜いたりした方が、うさも晴れるってもんなのでしょうか…

 

とにかく本作は、全編通してオコ気味のイコさんです。

 

正確にはマッコールさんvsマッコールさんの元同僚×4

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予告編でも嫌と聞かされた『イコライザーVSイコライザーやっぱり嘘でした。

マッコールさんと同じ信念で活動するボランティア同士の戦いは、それはそれで見てみたいですが、明らかに親友を殺した相手が「イコライザー」なわけ無いじゃんという。

 

さらっとネタバレをかきますが、スーザンを殺した犯人は、彼女と共にとある夫婦の事件捜査をしていたCAI。そして過去にマッコールが工作員として活動していたころに、同じチームを組んでいた4人でした。

マッコールが"死んだ"とされた、ある事件(詳細は明かされない)をきっかけにチームは解散し、残されたものはお払い箱に。

困った4人は簡単に言うと、CAIとは別に自分たちのキャリアを生かして殺し屋家業を始めたのでした。

夫婦を殺したのも彼らなので、その捜査で真相を突き止めそうな人を暗殺していたのです。これのどこがイコライザーなのか。

 

しかしマッコールも完全にイコライザーの定義半分、̪復讐半分なので、完全にイコライザーの定義の元、彼らと対峙しているのかというと、そこも疑問が残ります。

 

まあ、静かにブチ切れるマッコールさん最高に渋いので、細かいことはどうでもいいや!

なお、殺し屋4人が誰の依頼で、なぜ夫婦を殺したのかは明らかにならなかったので、もし続編があるとしたら、そこも描くのでしょうか…ただ、後にも書きますが、続編がなくても違和感のないような演出も散見しました。

 

"イコライズ"シーンより魅力あるシーンがありました

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それは、犯人が元同僚だと知って、宣戦布告するマッコールさんの場面。

元同僚の家の庭で、マッコールさんは、面と向かって「お前らは親友を殺したので、全員殺す。一回しか殺せないのが惜しいくらいだ」と言い放ちます。かっこよすぎか…

そこに元同僚のかわいい娘と妻がやってきたので、娘を学校に送るついでに乗せてほしいと頼むマッコールさん。マイペースか…

 

そこへじゃれてきた娘を笑顔で抱きかかえ、車に乗ろうとするマッコールさんなのですが、目はずっと元同僚4人から全然離しません…

あんな笑いながら殺気むき出しでメンチ切り続ける人、初めて見ました…

もうぶっ殺す気満々という迫力が、スクリーン越しからビシビシ伝わってきました。ほんの数分前、小娘とウキウキハイタッチしながら飛び跳ねてたおじさんはどこへ…

 

はたから見たら屈強なおっさん5人が井戸端会議してるだけなのに…マッコールさんのそういうところが好きです///

 

マッコールさんが銃を使わない理由

前作でも銃は殆ど使わずに、敵をイコるマッコールさん。

本作でも、せいぜい相手の拳銃を奪って1人イコるだけで、あとは大体見せかけです。

2丁拳銃も持ってるだけで、実際は脅しと、上記本編映像のように若者の説教用に使う程度です。

 

そもそもどうして元CAIの工作員なのに、銃を使わないのか。

 

一応護身用として携帯はしていますが、自分の銃は一回も撃っていなかったと思います。

 

そして、ギャングになって一仕事したら男にでもなったつもりか?と若者を正す上記シーンでは「"男"は"銃(G-U-N)"と書かない」と言い放ち「お前は死を知らない。死がどんなものかを」と珍しく声を荒げます。

親友を殺した犯人を目の前にして、表情一つ変えなかったのに…(それがまためちゃ怖なんですけど

 

一番身近な妻の死を経験しているからこそ、声を荒げたのか…まさか『イコライザー』で涙ぐんでしまうとは…

先の銃の件もあって、ひょっとしたら奥さんは銃が原因で死んでしまったのではないかと考えています。

 

続編でも奥さんの死について詳しいことは明かされませんが、あの鳥見出し具合から考えると、銃は何かしら関係しているのかと思わずにいられません。

マッコールさん引退フラグ

続編で一番びっくりしたのが、高級タワマンでチャラリーマンを19秒でボコる件。

 

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29秒じゃん!!

公式のサムネ嘘松はもういいとして、マッコールさんの腕が鈍ったのではないかと、不安でならないワンカット。

 

そんな心配は無駄に終わるのですが、本筋のストーリーとは別に、後期高齢者のおじいちゃんとのやり取りがあります。

 

まだおじいちゃんが幼いころ、戦争で生き別れた姉の肖像画が競売に掛けられているので取り戻そうとする、本筋とは関係ないストーリーですが、きちんとラストで結末を描いています。

 

そんなおじいちゃんの件もあって、マッコールさんの年齢も気になったのですが、デンゼル・ワシントンはすでに63歳。日本ならあと数年で定年です…

 

おじいちゃんと並んでベンチに座るシーンは、まるで未来のマッコールさんが並んで座っているかのようです。

 

さらにラストシーンで、マッコールさんの実家?の窓辺に置かれたロッキングチェアに座る姿は、リタイア後の余生を過ごしているかのようでした。

 

どんなに凄腕元工作員でも、老いには勝てないのか…

さらなる続編にも意欲的なデンゼル・ワシントンですが、次があるならいよいよ見納めかもしれません。

 

というかそもそもこれだけ魅力的なワンマン主人公なんてドラマ化したらいいじゃない!と思ったのですが、もともと『イコライザー』の原作が「ザ・シークレット・ハンター」というテレビシリーズだったことを思い出しました。

 

まあ、基本的な設定だけでストーリーは映画オリジナルらしいし、これを機にフークワ×ワシントン版として、再度テレビシリーズ化しても面白いと思うんですけどねえ…『ボーン』シリーズもドラマ化の話があるらしいし。

 

続編は映画でもドラマでも待ってます!

 

P.S
作中でマッコールが読んでいた「世界と僕のあいだに」

調べたら結構最近の本なんですかね…2015年にベストセラーとなっており、内容はアメリカで黒人でいるということの運命や、生き抜くことを説く、父から息子への手紙という体裁。

マッコールと若者=マイルズが、疑似親子としてみると、納得いくチョイス…