多忙な貴方に送りたい…パッと見れてサッと為になる短編ドキュメンタリー4選
時間がない。
現代社会人にとって、時間がないという死活問題がある今、映画で2時間を費やすというのは、なかなかの冒険です。
かくいう私も妙な目標を立てたものの、今では完全に見る時間が無くなってしまって困っています。
頭を抱えている私は、気づけば上映時間が1時間半切る作品をリスト化していました…
そんな時、ドキュメンタリー映画だと、時間がとても短くて、かつ面白くためになる作品がちらほらあることに気が付いたのです。(特にNetflixの短編ドキュメンタリーは高評価なものが多いです)
というわけで、ここでは多忙な人々に送るパッと見れて、サッとためになるドキュメンタリーをまとめました。(随時更新予定)
『物ブツ交換』
上映時間23分 2018年作品
東ヨーロッパのジョージア。辺境地を巡り、日用品や古着を売り歩く1人の男。ここではジャガイモが通貨、貧困にあえぐ土地では野心や夢を追う余裕などない。
なんだか、あらすじが『インペリアル・ドリーム』みたいな作品ですが、昨今キャッシュレスが話題になっている中で、未だにお金ではなく物々交換で生計を立てていることに驚きます。
そして私のように「お金から解放されるって…なんか良くない?」とか抜かしている人が見ると、この作品のじめじめしたトーンも相まって、複雑な心境になること(主に自分の無知さを恥じる…)必須。
知識をつけるというより、こんな社会もあるんだよって教えられる作品です。
【こんな人にオススメ】
- 経済に興味ある人
- ジャガイモが好きな人(鑑賞限定)
- キャッシュレス化について、漠然としか考えてない人
『Resurface: 波に包まれて』
上映時間27分 2017年作品
戦場から戻り自暴自棄になっていた退役軍人は、サーフィン療法プログラムで同じ境遇の仲間を見つける。トラウマを抱える兵士を波乗りで癒そうとする取り組みだ。
ざっくばらんに説明すると(というか、大体20〜30分くらいしかないから、ざっくばらんにしか説明できない気も…)、退役軍人のPTSDに、サーフィンをすることで治療していくというドキャメンタリー。
PTSDによって、自殺願望にかられる人も、サーフィンを始めたことで、そうした気持ちがなくなっていくそうです。
しかし基本スポーツに疎い私は、どんなスポーツでも熱中すれば悩みとか精神の病みも改善できそうな気もするのですが…やっぱ波、違うんすかね。
(それにしてもなんでサーフィン映画はあって、スノボー映画はないんですかね…スノボー楽しいのに…私が知らないだけかも知れませんが…)
【こんな人にオススメ】
『ザイオン』
上映時間11分 2018年作品
生まれたときから下肢を持たず、長い間里親の家を転々として育ったザイオン・クラークは、レスリング競技に活路を見出し、日々練習に励む。短編ドキュメンタリー。
生まれつき下半身のない男、ザイオンがレスリングと出会って人生を見出していく姿を、クールでドープな(同義語?)演出や映像で見せてくれます。
以前書いた『ボヤージュ・オブ・タイム』のように、この作品を見ると自分の悩みがちっぽけなものに感じます。
そして、先の『波に包まれて』で「それサーフィンじゃなくてもできるんじゃね?」が、早くも証明されそうです…
【こんな人にオススメ】
- 『フォックスキャッチャー』を見て、暗い気持ちになった人
『ヘロイン×ヒロイン』
上映時間39分 2018年作品
消防署長、裁判所判事、伝道師。それぞれ異なる立場から、ウェストバージニアにはびこる薬物問題の解決に取り組む3人の女性の姿を追ったアカデミー賞候補作。
麻薬に溺れてしまった人々を1人の女性がひた向きに助けていくお話。
この短い上映時間で、彼女らが具体的に掲げている解決策を知ることもできます。
これまでは「麻薬は使うとこうなるからやめな?」という内容が多いだけに、「麻薬を使ってしまっている人に対して、こーゆー対処なができる」と訴えている作品はちょっと珍しいのかなと思いました。
【こんな人にオススメ】
- 『レクイエム・フォー・ドリーム』を見てry
とまあ、なんだかネトフリの回し者みたいなリストですが…
他にもいいものがあったら追加していきます!