【ネタバレ】『来る』の"あれ"が何なのか、もやもやしている人に勧める記事
タイトルからして「いったい何が来るのか…?」と、思わせてならないこの映画。
でも安心してください。
見たところで、何が来たのかはさっぱりわかりません。いや、分かるんですけどね。原作には「ぼきわんが、来る」ってハッキリ書いてあるし…
何故、『ぼぎわんが、来る』なのか
『来る』を見て、何が来るのか、その正体が全然分からねえじゃねえか!と、お怒りの声も聞こえてきそうですが、よくよく考えると、本編中に「何が来るのかは重要じゃない」と、ご丁寧に2回も教えてくれるのです。
1回目は、小松菜奈さんが除霊を風に例えて「風邪を引いた原因は分からなくても、治し方は分かるでしょ」とペラペライクメンの妻夫木聡さんに説明しています。
2回目は松たか子が、「何が原因かはどうでもいい。大切なのは、あれをどう対処するかです」と話していました。
要するに、映画は原作と異なり、ぼぎわんだろうとなんだろうと、来るものは何でもいいのです。
一番監督がやりたかったことは、それに対する対抗を描きたかったのではないでしょうか。
事実、除霊シーンはまるでファスでも開催するの?と言いたくなるようなド派手さでした。(あれはあれで本職の人から怒られないか、ホラーとは関係なくヒヤヒヤしましたが…)
それでも怒りの治らない人は、ザキヤマのPR動画を見よう
「そんなもん、宣伝からは1mmも分からねえじゃねえか!」とまだまだ納得できない人も多いかと思います。実際、映画のPR動画では、「あれが何なのか散々煽った挙句、「あれは別になんでもいいんだよーん」となれば、そりゃおこな人も現れれでしょう。レビューも大荒れです(見てないけど)
そんな怒り心頭な方は、ぜひザキヤマが『来る』について、見てもいないのに熱弁するクレイジーな動画を見て浄化されましょう。
なんなら、「"あれ"の重要性は、ザキヤマのコメントと同じくらいのレベルでどうでもいい」という解釈で考えれば、ある意味このPR動画が最も的を射ているのかもしれません…
岡田准一のへぼさが楽しい?映画
「SP」シリーズや「関ヶ原」など、アクションや歴史映画でのイメージが強い岡田さんですが、『来る』では冒頭こそ「金になるならなんでもやるんで…(煙草フーッ)と、アウトローな感を醸し出すも、いざ松たか子の除霊が始まると、「ガキ使」のヘイポーよろしく「うわああああああああ」とか「ひいいいいいい」しか言わなくなります。
あまりにもウザ過ぎたのか、除霊中の松たか子がグーパンでアイドルの顔をぶん殴ったり、ナイフでアイドルの腹を突き刺したり、マンションからアイドルを突き落としたりと、およそあの岡田准一からは想像もつかないほど、ひどい仕打ちを続けます。
これはなかなか見る機会がない(そもそも最近岡田氏が現代劇に出ているイメージすら希薄)のではないしょうか。
そういえば、「主人公っぽい空気を醸し出しておいて、よく見たら話しの本筋に乗っていない」という意味では、『ラプラスの魔女』に出演していた櫻井翔も同じだなあと思いました。まあ、櫻井さんは広瀬すずに顔殴られたりはしてませんが…
まとめ
そんなわけで、『来る』を見てからディスっている人がいたら、ただちにザキヤマの動画を見せて、速やかに浄化してあげてくださいね。