週間ねりきり(不定期更新中)

妻と2匹の猫と暮らす、よく分からない視点で映画のことを書く人です。意識高い系ブログが集うはてなブログの中で、ひたすら意識低い系の記事を不定期更新。 これに伴い日刊から週間になりました。今まで嘘ついててすいません…

映画『ザ・レイド』を観たことによる唯一の弊害

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イコ・ウワイス主演作『ザ・レイド』は、まるでゲームのようにわかりやすいストーリー展開と、強くなっていく敵、そして目にもとまらぬ高速アクションが見どころのハイスピードアクション映画です。大味な大爆発はあまりなく、コンパクトかつキレッキレな肉弾戦が最高の作品です。しかし、この『ザ・レイド』を観たことで、たった一つだけある弊害が起きてしまいました…。

 

ほかのアクション映画が遅く見えてしまう

まるでパワーバランスが顕著な少年漫画に出てくる文言ですが…。

わかりやすい例として、同じくイコ・ウワイス主演作『ヘッドショット』のアクションシーンがあります。

 

同じ俳優さんが演じているのに、なぜか『ヘッドショット』を観た私は物足りない気持ちに…。

それはおそらく、『ザ・レイド』に観られるあのキレッキレのスピード感が見られなかったからです。アクションそのものは同じ人が演じているんだから、技術も含めてすごいことは間違いないのですが…。


アクションシーンをスーパースローで見せられると萎えてしまう。

アクションシーンのスローモーション問題は、正直『ザ・レイド』を観ようが観まいが賛否の別れる代表的な演出ではないでしょうか。

 

ブロックバスターにありがちな、急にスーパースローを挟むアクション演出。

もちろん、他のシーンとの差別化や、「それどうなってんだ!?」と言いたくなるアクションシーンをわかりやすく見せたいなど、確固たる意図があれば全然いいんですけど。

たまに大したことしてないのに「今めっちゃすごいアクションしてまーす!」と言わんばかりにスーパースローを差し込まれると「いや…別に…」と急に気持ちが覚めてしまいます。

これもまた、ハイスピードアクション『ザ・レイド』を観たゆえか…

 

映画『ザ・レイド』のようなアクション映画といえば

ザ・レイド』を観たことで、並大抵のアクション・戦闘シーンでは満足できない身体になってしまいました。

そういえば、『ザ・レイド』を観る以前に何度もアクションシーンを見返していた映画があります。


それはマット・デイモン主演作『ボーン』シリーズ。

ジェイソン・ボーン』こそ肉弾戦よりカーチェイスに力を注いだ印象を受けますが(そこも好き)、特に『ボーン・アルティメイタム』の、人ん家で死ぬまで殴り合いするシーンは何度も見返してしまいました。


ザ・レイド』とは、アクションの派手さよりもキレの良さ重視、カメラワークなど、共通している点がけっこうあるように思うのですが…どうでしょう?


アクションでの違いを挙げるとすれば、『ボーン』シリーズはリアリティ。『ザ・レイド』はスピード感といったところでしょうか。


他にも、韓国映画『悪魔を見た』とか『ファイ 悪魔に育てられた少年』『ベルリンファイル』のアクションも良かったです。

 

特に『悪魔を観た』は色男イ・ビョンホンの激烈アクションと、夜も眠れなくなるほど後味の悪い展開が最凶なのでお勧めです。

 

話が逸れました…。弊害とか言っておきながら私は『ザ・レイド』が大好きなのです。

いつだったか『ザ・レイド』の続編制作がストップしたと聞いたときは膝から崩れ落ちました。


だからこそ、『ボーン』シリーズ、『ザ・レイド』に匹敵する、リアルかつキレキレのアクション映画に出会いたい今日この頃でした。(ギャレス・エヴァンス監督新作まってます!

ロバート・パティンソン主演の問題作『リメンバー・ミー』を観た【ネタバレあり】

先日、『ひげが生えているロバート・パティンソン出演作まとめ』という謎のまとめ記事執筆にあたって、彼の主演・製作総指揮作『リメンバー・ミー』を観ました。

“じゃないほう”って言いそうになっちゃうんですが、こっちは今から10年近く前の作品だし、原題もちゃんと『Remember Me』です。ロバート・パティンソンが主演だけど、ぱっと見ちょっとシリアスなラブストーリーなのかな?というのが第一印象でしたが、調べてみるとどうもかなりの問題作のようで…。

 

■あらすじ

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「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演のラブストーリー。2001年夏のニューヨーク。ある事件がきっかけで、家族とは離ればなれに暮らしている反抗的な青年タイラー(パティンソン)は鬱屈した日々を送る中、アリーという少女と出会い、恋に落ちるのだが……。監督は「ハリウッドランド」のアレン・コールター。共演に「LOST」のエミリー・デ・レイビン、ピアース・ブロスナンクリス・クーパー

 https://eiga.com/movie/55393/

 

簡単に言うと、兄の死でやさぐれているタイラー(ロバパティ)が、なぜか自分を逮捕した警官の娘・アリーと付き合うラブストーリーです。(全然関係ないけど、アメリカは「付き合ってください」っていう人はあまりいなくて、「俺たち、付き合ってるんだよな…?」みたいな、ふわっとした感じで交際がスタートするのが普通らしいです。『リメンバー・ミー』もそんな感じでした

 

ちなみにあらすじに書かれている"ある事件"とは、タイラーの兄の死。さらにやさぐれて暴れたタイラーを、アリーの父親であり警官のニールが逮捕し、その後アリーと知り合います。更にいうと、アリーは幼い頃、駅のホームで母親が射殺された現場にいたという暗い過去を持っています。(これらは全部、作品の冒頭でわかる内容です。ネタバレじゃないよ!

当然、自分がアニーの父親に逮捕されたことなんて話さずに交際が始まります…。ラブストーリー通の人からすれば、この数行だけでどんな展開が起きるか想像できるのではないでしょうか。実際、ラストまではご想像どおりの展開です。しかし…。

 

■何がそんなに問題なの?(ネタバレ)

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以下ネタバレです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知り合って、デートして、寝て、デートして、父親に逮捕されたことがバレて、ケンカして、仲直りして…そして迎えた日が2001年9月11日。

この映画は、9.11によってタイラーが亡くなり幕を下ろします。

 

さらに、この映画の時代が2001年ということが、ラストまで一切明らかにされません。(一瞬、伏線のようなシーンはありましたが…)つまり、どんでん返しのために同時多発テロを扱ったことが、脚本的にもモラル的にも問題視されたのです。

被害に遭った人が本作を観たら、強制的にトラウマを追体験させられるという問題もあったでしょう。(直接的なテロのシーンは描かれていませんが)

 

日本なら、東日本大震災の被害者がラブストーリーと思って見たら、その震災で恋人が死んでしまうのと同じくらいショッキングな話です。本国では案の定、公開されると賛否両論。倫理的問題を抜きにしても、脚本的にもかなり強引な印象を受けます。

 

しかし、本作のタイトルリメンバー・ミー』を誰が言っているのか?と考えてみると、本作の捉え方がちょっと変わります…。

 

■誰が「リメンバー・ミー」と言っているのか

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それはアリーの母であり、ロバパティであり、同時多発の被害者だと思います。

 

タイラーはずっと兄の死を引きずっており、自暴自棄な生活を送っている大学生。

自暴自棄すぎて「お前それはちょっといかんだろ」、と言いたくなることも平気でします。小学校の教室に消火器投げ込むとか…。

父親が弁護士じゃなかったら、おとなしくブタ箱にぶち込まれて、同時多発テロの被害にも合わなかったのでは?と不謹慎なことが頭をよぎるレベルで警察のお世話になっています。

 

話が逸れましたが、兄の死によって父との関係は悪化。手帳には、亡き兄へ送る日記を書き連ね、胸には兄の名をタトゥーで入れています。もうこれでもかというほど、兄の死を片時も忘れていません。

 

一方、幼いころに目の前で母が射殺されてしまったヒロイン・アリーはというと、これがびっくりするくらい、母のことを思い出すシーンがありません。タイラーとその父、アリーの3人で食事をする場面でも「母の死は乗り越えた」とアリーは話しています。強いて言うなら、親子喧嘩で母の死を引き合いに出すくらい。忘れてはいないけど、タイラーのように積極的にその悲劇を思い出すことはありません。

 

2人の最愛の人に対する“想い方”が極端なほど真逆です。

 

そして映画の最後、タイラーを亡くしたアリーは、過去に母が射殺された駅にいます。電車に乗り込むと、車窓に映る誰とも分からない人影を見て映画は終わりました。

この人影が亡きアリーの母であり、亡きタイラーであるとしたら…。

人の死をもって、過去に亡くなった人(ここでは10年前に亡くなったアリーの母)を思い出す、という行為の大切さを描いているのではないかと感じました。実際、その人影を見たアリーはそっと微笑んでいるように見えます。

リメンバー・ミー』はどんなきっかけでもいいから、今はいない大切な人を覚えていておいてほしいということを伝えたかったのかなと思いました。

 

ただその“きっかけ”が、映画の中だといろいろ問題があった故に、このメッセージ性が隠れてしまったような印象も…。

 

観る人の経験・体験によって、ラブストーリーでもあり、人の死に対する考え方を問う作品にもなるという、内容が大きく変わる映画なのかもしれません(たいていの映画はそうですが)

【ネタばれあり】映画『ミッドサマー』で、なぜダニーはアッテストゥパンで全く〇〇しなかったのか考えてみる

※この記事は映画『ミッドサマー』のネタバレ(文・画像)を含んでいます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画『ミッドサマー』が公開され、いろんな解説や考察が飛び交うなど、盛に盛り上がっていますね。

私も公式の解説ページを隅から隅まで読んだ中毒者です…。

しかし、色々読んでみても一点気になることがあります。

 

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それは“なぜダニーはアッテストゥパンを見て全く動揺しなかったのか”という点。

最初こそ、人が崖から飛び降りるのを目の当たりし、文字通り開いた口がふさがらなくなっているダニー。

でも気が付くと、横でぎゃーぎゃー騒いでいるサイモンたちをよそに、ダニーはまるで電源でも落ちたのかという位、その残酷な儀式を見つめています。

 

なんでダニーの家族は死んだのか?

「そりゃおまえ、精神を病んだ妹が無理心中したからだろ」というのはごもっともなのですが、それは原因

ダニーの家族が死んでしまった“意味”は?と聞かれると、これがムムム…うまく答えられない…。

ダニーの家族の死から意味を見出すことは、ダニー同様、観客である私たちにも非常に困難です。

 

儀式の“死”には意味がある 

一方で、アッテストゥパンでの死は、確固たる意味があります

ホルガにとって、この儀式における死は非常にポジティブ。

ラストでも自ら焼死を選んだウルフとイングマールも、その死に確固たる意味を見出しているからこそ名乗り出たのでしょう(でもウルフだけぎりぎりになって怯えてるのはブラックユーモア味ある。やっぱ嫌なんじゃん!)。

 

そういえば、アッテストゥパンのシーンで、ダニーは死んだ家族の幻影を見ます

この時点で、ダニーは家族の死に意味を見出すことが、ホルガではできるんじゃないか?と期待していたのかもしれません。

 

ダニーはアッテストゥパンのあと、終始ホルガから出たいと訴えていますが、そうはしません。

できなかったのでは?とも思ったのですが、サイモンの彼女・コニーは(マーク曰く、「五輪選手のように」)自力で脱出しています。(ひょっとしてコニーも犠牲になった?ぶっちゃけ皆“映え”加工され過ぎて、ジョシュとサイモンしか目視で区別できなかったんだよなあ…)※【追記】コニー普通に死んでましたね。見落としてたー!

 

あんな物騒な儀式理解するのもおぞましい」という感情と「家族の死にも意味があったのではないか…」という感情がせめぎ合っているからでしょう。

 

そしてこのダニーの期待が実現したシーンこそ、熊と共に業火に焼かれた最凶彼氏・クリスチャンです。

しょーもないケーキにしょーもない蝋燭さして火も満足に灯せなかった奴が、儀式ではよく燃えていました。

 

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アリ・アスター監督最新作『私がクマにキレた理由』は大ヒット上映中!




クライマックスで死に意味を見出せたダニー

ラストのクリスチャンをいけにえに捧げるシーンをもって、ダニーもとい監督の失恋は克服された(監督はこの映画を作った動機に、自分の失恋を克服するためと明言している)わけですが、これはダニーが「この死には意味がある」と認めることで成立するシーンです。

そうでなければ、浮気した彼氏を儀式にかこつけてぶっ殺したサイコパスになってしまいます。

監督も、別れた恋人を恨んでこの映画を作ったわけではないのでしょう。

ラストのあの笑顔も「クリスチャンざまぁw」ではなく、「ここにいれば辛いこと(家族の死・失恋)もきっと乗り越えられるじゃん!」みたいな意味が込められていたのかも…。

 

結論

“なぜダニーはアッテストゥパンを見て全く動じなかったのか”

それは、死に意味を見出すことで、今の自分が救われるのではないのかと気づき始めたから。

という感じでしょうか。

私が敬愛するライターさんは「『ミッドサマーは救済』の映画」とおっしゃっていて、なるほどなー!と思いました。

 

そういえば、以前お坊さんのインタビューを読んだ(なんで?)とき、「死ぬことは怖くない」と語っていたのを思い出しました。

こうやって書くとめちゃくちゃ無鉄砲な人みたいですが、正確には「いつ死んでも大丈夫という意識を常に持っている」とのこと。

信仰するものは違っても、死に意味を持つと怖いものではなくなるのでしょうか。

 

今回のケースは「ダニーが家族の死を乗り越えられた」というメリットが見えますが、裏を返せば自爆テロのそれとかも、根源が同じような気も…。

 

…脱線しました。あんまり深入りすると戻ってこれなくなりそうで怖いので、「フラれちゃっても大丈夫っ!失恋にだって意味はあるんだよ☆」くらいの敷居で観るのが、案外一番楽しめるのかもしれませんね…。

 

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燃えてきたー!



武漢のコロナウイルスに備えてNetflix『パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』を見たら余計に怖くなった話

本当に恐るべき病は、すぐそばにあったのだ…

 

 

 

 


最近ニュースはもっぱら武漢コロナウイルスか不倫報道でもちきり。

不倫の情報は知らなくても死にませんが、武漢コロナウイルスは死者を出している一大事。自分でできる予防策(手洗い、うがい、ヤクル〇)の他に、何かできることはないのか…。


ちょうどそのころ、今日も今日とてnetflixで何を見ようか迷っていたときに、パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』という6話構成のドキュメンタリー作品が。

 

これを観たら、ウイルスに対する裏技みたいなものが分かるかも…という浅はかな理由から視聴したのですが、分かったことといえばコロナウイルス以上にインフルエンザがパンデミックしたらヤバいということ。そして、パンデミックを防ぐ方法が今のところ“無理ゲー状態”という絶望でした。

 

■何故インフルがそんなにヤバいのか

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パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』は、最初の1話で「インフルエンザがパンデミックすると、どれくらいの被害が起きるのか」という解説で始まり、残りの話でパンデミックを阻止するために、あらゆる問題に立ち向かう人々を、それはそれは大勢捉えています。


そもそも「インフルエンザなんて日本でも流行ったりしてるけど、大きな問題になってないじゃん。何がそんなにヤバいのよ?と思うかもしれませんが、このドキュメンタリーで取り上げているインフルエンザは、今この時期に騒がれている季節型とは違う種類です。例えば鳥インフルエンザとか、豚インフルエンザとか。今は動物→ヒト感染が認められていなくても、もしこれが認められたら…。

 

これだけのインフルがパンデミックする可能性は昔と違い、今は格段に上がっています。人は船だけでなく飛行機でも移動するので、ウイルスも同じように移動できてしまいます。

 

そしてどの話も突き詰めると「パンデミック起きたら打つ手がない」という結果に至ります。新型インフルエンザに対抗できるワクチンの開発しても作る予算がない、世界各国のインフルの現状を把握するにも予算がない、貧困地で予防接種の活動をすると犯罪組織に襲撃されるetc…冒頭で書いた“無理ゲー”とはこのことです。あまりにも障害がありすぎる…。そして我々一般人にできることは、やはり手洗いうがい予防接種くらいなのです…。

 

■予防接種への見方はちょっと変わる。

このドキュメンタリーで一番印象的だったのが、「反ワクチン運動」というデモがアメリカで起こっていること。日本だとあまりピンとこないデモかもしれませんが、アメリカには「予防接種を受けていない子は入学しちゃダメ」という法案が可決しそうになっています。(この辺はうろ覚え


一見まともな法案のように見えますが、お金が払えず、どうしても予防接種が受けられない子まで入学できないのでは…?ということでデモに発展している気がします(うろ覚ry)。

 

ただ、この「予防接種が受けられない」理由も様々で、金銭問題はもちろん、なんかよくわからんスピリチュアルな活動家が反対の声を上げているケースもあるようです。別にスピリチュアルな活動に対して、なんら文句はないのですが、この人たちがインフルにかかって周りに菌を移してたら、それは普通にめっちゃ嫌だなあと思いました。

 

そういう意味でも、予防接種は自分だけじゃなくて、周りに広めないひとつのエチケットなんだなと思えたのは大きな収穫でした。(そんなん当たり前だろ!と思ってる方、すいません…)本作を見ると「俺今年も予防接種打ってないけど、インフルかからんかったわw」と自慢するのが死ぬほど恥ずかしくなります。

 

■しかし、ドキュメンタリーの構成に難あり…

散々偉そうなことを書いておいて申し訳ないのですが、私はこの『パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』を途中で挫折し、今は『無限の住人-Immortal-』を観ています…。

 

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(みんな強すぎワロタ。あと一瞬、『ハウス・ジャック・ビルトのジャックみたいなやついたな《グロ的な意味で》)

 

というのもこのドキュメンタリー、50分(4話以降は40分)の1話が6章仕立てになっている、チョー細かい構成なんです。これによって何が起きるかというと、コロコロと主要人物や舞台が行ったり来たりして、話を理解するのが困難になります。アメリカが舞台だったのに、急にインド人とか出てくると「この人誰だっけ…、あ、2話で出たお医者さんか」と、いちいち思い出さなくてはならんのです。これじゃあまるで、『バベル』や『21g』です。(映画だと面白い演出になるのにね…)


たぶん、章立てを少なくして時系列も普通にすれば180分くらいに収まりそうな気も…。私は4話の冒頭で、何度目かも分からない実験動物の豚さんを観て「あと何回このくだり観るんだろう…」と考えた途端、視聴する気力が一気に萎えてしまいました…。

 

■打つ手はないけど、危機感くらいは持とう。

パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』は、たぶん、そういうドキュメンタリーなんだと思います。(3話までしか観てないけど


ちなみに上記に挙げたあらゆる問題を、一発で解決できる人物がこの世に一人だけいます。

 

 

 

 

 

 

 

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ビル・ゲイツさんです。


本編でもワクチン開発のお金をビル&メリンダ・ゲイツ財団に申請しているシーンがあります。
このビル・メリンダ財団というのが、お金持ちのビル・ゲイツがその資金を駆使して貧困地への支援を行なっている組織です。詳しくは同じNetflix天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』を観てもらうのが手っ取り早いし、こちらは『不都合な真実』の監督が手掛けているで、見ごたえもお墨付き。

 

 

https://uzurea.net/inside-bills-brain-decoding-bill-gates/

(以前、uzurea.netさんに寄稿した記事)

 

ただ、貧困地での医療活動が犯罪組織に妨害されるという問題は、ビル・ゲイツも手を焼いている様子でした。お金で解決できないこともあるんだなあ…。

 

というわけで、個人的には『パンデミック-知られざるインフルエンザの脅威-』1~3話→『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』の流れで観るのが良いかなと思います。この流れで観ると、マジで世界を救うのはこの人なんじゃないかという錯覚を覚えます…。

 

 

 

年末年始に見た映画まとめ

ヤマダです。遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 

皆さんはこの年末年始、いかがお過ごしでしたか。いっぱい休んだ人も、サービス業ゆえにむしろずっと仕事だった人もいるかもしれません。

 

私は少し小さい映画館で働いていた時、正月ロードショーが『フィルム・アバウト・コーヒー』と『あの頃、エッフェル塔の下で』だったのをよく覚えています。

『フィルム・アバウト・コーヒー』は要約すると「リアルガチ『コーヒーをめぐる冒険』」なので、コーヒー狂の人はぜひ観てみて下さい(もう数年も前に公開された作品ですが、DVDを見つけたためしがない…

 

何が言いたいかというと、シネコンと違って正月めっちゃ暇でした…。そしてカレンダー通りの休みの現在もめっちゃ暇でした。

 

特に出かけることもなかったので、ここで年末年始にみた映画の感想をまとめてみました。(※ガチでほとんど外出していないので、DVDとネトフリのオンパレードです

 

12/30 『シャイニング』

続編である『ドクター・スリープ』の上映もぼちぼち終わろうとしているころ、ようやっと重い腰を上げて観た『シャイニング』。

 

しかも視聴した理由が「headgoonie」というブランドが出した、あの絨毯模様をポケットにあしらったTシャツを購入したからという。『シャイニング』ガチ勢が聞いたら、斧持って自宅に押し掛けてくるんじゃないかという不純な動機でした。

 

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キューブリックの監督作とだけあって、いろんな考察がなされているようですが、個人的にはジャックの顛末が非常に印象的でした。

ホラーのヒール役?って、最後に狙った獲物に返り討ちに遭うか、逃げられるか、獲物をしとめるかの3パターンだと思うんですが、『シャイニング』のジャックは逃げられる上に自滅するという、3パターン中2パターンに該当する欲張りなヤツ。

結末だけ見れば、『インサイド』と同じくらい不意を突かれました。

 

01/01 『シュガーランドの亡霊たち』

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友人がISISに加わったと知り、ショックを隠せないテキサス在住の米国人イスラム教徒たち。共に過ごした日々を振り返り、彼が過激派に走った理由を考える。(Netflix公式より)
 

なんで正月からこんな暗いドキュメンタリーを見てるんだろう…と自問し、去年の“年はじめ映画”を調べたら『ホワイト・ヘルメット シリア民間防衛隊』でした。謎は深まるばかり…。

 

私自身、これらのことに関して全然詳しくないので、登場人物の青年たちに感情移入するためにも、鑑賞後「自分の親しい人がISISになったら」と仮定して物事を考えてみました。人は時間と共に、ちょっとずつ変わるもので、それがいい方向にもなれば悪い方向にもなるわけで。後者の場合、必ずどこかに“寂しさ”が付いて回るように思いました。

 

『シュガーランドの亡霊たち』で印象的だった演出に、まだISISになる前の友人が映る写真と、その友人がいない写真の現場を映すカットがあります。

特にラストの、車の後部座席で撮ったその友人の写真と、誰も座っていない後部座席の比較はとにかく寂しい気持ちになりました。…なんで年始にこの映画を見たの…。

 

01/02 『イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-』

 

年末年始に、まさかのスティーブン・キング原作映画2発目をかましました。

絵文字で表すと

WWWWWWWW/(^o^)\WWWWWWWWみたいな映画です。

 

あと一瞬『アンチクライスト』オマージュみたいなシーンがありましたね。

他にも結構まがまがしくてエモい演出があってよかったのですが、ラストが意外と普通でちょっともったいない気がしました。

 

どうせ謎を全部明かさないなら、三池隆監督の『極道大戦争』(要)みたいに滅茶苦茶ぶっ飛んだラストにしてほしかった気も。

 

例えば草むらに閉じ込められた登場人物が、途中で登場した葉っぱ隊になって、あの巨大な石をダンベルに変身させ、小屋でシャルロット・ゲンズブールにぶん殴られたウィリム・デフォーの足に貫通させるという…うわ、つまないなあ…。自分で考えて自分で引いちゃいました…。

 

01/03 『ローマ法王フランシスコ』

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年末年始休暇に入る前に観た『2人のローマ教皇』が良すぎて、たまたまネトフリで見つけたヴィム・ヴェンダースのドキュメンタリーを観ました。映画・ドキュメンタリーどちらを先に見ても面白いと思います。

映画を先に観ていた私は、ドキュメンタリーを観て「あ、このシーン映画で観たやつだ!」と、進研ゼミみたいな現象を味わってました。

 

そういえば最近、ローマ教皇が女性の手を叩いたことを謝罪し、やれ教皇が悪い・悪くないといった話になっていましたが、普通にそばにいたボディーガード?が対処していたら、こんな大ごとにはならなかったのでは…。

人徳のある教皇なので「そんながっつりガードしなくてもいいよ」と言っている可能性もありそうですが「“すな”は“せえ”じゃ」って千鳥のノブも言ってたし…。

 

本編では、教皇がカメラ目線で自分の考えや、私たちのするべき行いを説いてくれます。

まるで家に居ながらにして、教皇の演説をマンツーマンで聞いているようなありがたみを感じられる良作です。

 

01/04 『聖者たちの食卓』

近所のインドカレー屋(バターナンが旨い)に通うのが趣味になりつつある私にとって、マストで観ておくべきだと感じたドキュメンタリー。

BGM、セリフは一切なし。ただひたすらに「黄金寺院」で振る舞われるカレーが、作られ食べられ片付けられる様を捉えています。

食欲以上に、現場の雰囲気にすごく引き込まれて、寺院なのにどこかインダストリアルな雰囲気があるのも面白かったです。

大人5人くらい一気に煮込めそうなでっかい鍋をごしごし洗うシーンとか、アホほどある鉄性のカレー皿をガチャガチャ洗うシーンもたまりません。

 

ちなみにカレーを作る作業は完全な分担制で、食材を切る人はずっと食材切る担当、皿を洗う人はずっと皿洗い担当といった感じだそうです。

いいな~、私が以前働いていたバイト先も、完全分担制にしてほしかったなあ~。最初は担当ひとつだけだったのに、気づいたら3つくらいかけ持ちさせられてたし。

そんな小言をいうと「そうでもしないと、売り場回せないんだよ」という声も聞こえてきそうですが、黄金寺院は10万人分の食事を300人で回してますからね。(ソースというか、面白い記事があったのでよかったら)

 

01/05『相撲人』

日本の女子相撲界を牽引する、若手女性力士・今日和(こんひより)が世界大会に挑む姿を捉えた短編ドキュメンタリーです。

大相撲が女子禁制なのはなんとなく知っていましたが、相撲の世界大会があることは、恥ずかしながらこのドキュメンタリーで初めて知りました。

 

よくよく考えたら、地上波で観れるスポーツってすごい少ないですよね。単純に私がスポーツ観戦に全然興味がないだけかもしれませんが、ぱっと思いつくのは野球かサッカーかラグビーか…ラグビーだって今年はなんかワールドカップ?があったからテレビで放送してたわけですか?(ホント詳しくなくてすいません)。

少なくとも、相撲は大相撲以外をテレビで見たことはないです。それだけまだまだ女子相撲の存在が知られていないということだと思いました。

 

本編では、今日和が世界大会に挑むシーンがあるのですが、いかんせん会場の規模が本当に全国大会なのかと疑ってしまうくらい小規模です。

それだけ日本では、大相撲とは別の、スポーツとしての相撲の周知が低いのではないかと思ってしまいます。

今日和選手の「ジェンダーに対しても負けない」という意思が刺さります。

 

WWWWW/(^o^)\WWWWW/(^o^)\WWWWWW

 

こんな感じで、なぜか年末年始はスティーブン・キングかドキュメンタリーかの2択でした。あとは大体ゲームしてました…。そういえば全然「デスストランディング」やれてないなあ。どうしてもサクッと出来てしまうポケモンスマブラに走りがち。

 

今年はたくさん映画を見るぞ~!

【反省会】2019年盛大にやらかしたことまとめ【後悔しかない】

どうも、ヤマダです。8月の更新から、すっかり大晦日になってしまいました。

 

今年も色々ありました。ライター活動は減ったり増えたりしながらも、監督や女優をしている方のトークショーをブログに書いたり、海外路上ライブをアメリカで行なったミュージシャンにインタビューをしたりと、普段とは違う形で記事がかけて楽しかったです。来年も色々やりたいなあ〜。

 

しかしその反面、いろいろなこともやらかしました。正直こっちのほうが多いくらいなので、「今年のやらかし、今年のうち」ということでここで供養します。正直、映画の話とかゼロです…すいません…

 

その1 結婚式1週間前にインフルエンザ発症

しかも母や親戚から移ったっぽいです。あれは本当にしんどくて、何もしていなくてもずっと頭が痛い…

そういえば今年私の派遣先はインフル患者が結構出ていて、1日で4人くらい増えてました。このペースだと会社閉鎖も夢じゃない!

 

その2 派遣先の担当者に歯向かい社内孤立に 

もともと孤立がちだったのですが、担当者の修正指摘に納得できず「別にそれは問題ないと思いますけど」と言ったらより孤立しました(笑)

だって、「アクセスランキング」ってタイトルのサイトの概要文書いていて、「ランキングって表現はなんか軽いから変えてほしい」って、もうそれタイトルも変えろよな…あと指摘で「なんか」って言うのホントやめて…。

おかげさまで安定の忘年会&新年会スルーの人生でした!ビバ!人見知り!

 

その3 義理のお父さんと全然会話できてない問題

それだけならまだしも、義理の姉妹やお義母さんとは普通に喋ってるというのも、また問題のヤバさに拍車をかけてしまっている…

決して嫌いなわけではなく、単純に共通の会話がないんですね。お義父さんは酒もタバコもスロットも行くけど、私はどれもやらないんで…

一方で義理のお姉さんとはポケモン剣盾、義理の妹さんとは、奥さんと3人で『アス』観にいったし(ファック・ザ・ポリスの件で爆笑したら引かれちゃいましたけど…

お義父さんも娘3人いるから、義理とはいえ息子ができたら一緒に酒とか飲んみたかったろうに…すんません。多分、今年片手で数えれるくらいしか言葉を交わしていない…。

 

その4 自転車による単身事故で前歯破損

雨の日に自転車を漕いでいたら、普段躓かない段差で躓き、自転車→私→メガネの順に吹っ飛びました。私は前歯から地面に着地したことで前歯が破損。

さらに夜道だったのでメガネを見失い、降りしきる雨の中、一人口から血を流しながらメガネを探していました…幸い眼鏡と自転車無事で、私だけ病院送りに

 

その5 ハイエースに撥ねられる

一人でコケて前歯がへし折れた、そのわずか数ヶ月後。同じ道路の交差点で出勤途中ハイエースに轢かれました。

しかしなぜか、一人でコケたときより軽症で済みました…。それ以上に事故後の手続きが死ぬほど面倒くさくて、もう二度と事故は起こしたくないし、巻き込まれたくないと強く思いました。この事故以降、おとなしく電車の定期を購入したとかしなかったとか(した)

あと、事故で病院にかかると、保険効かないんですね。大抵は加害者側の保険会社がお金を後でくれるらしいんですど、相手側が社用車だったとかなんとか、よく分かりませんが、保険を通さず当人どうして和解する運びになりました。

が、個人的に人見知りなので、普通に保険会社通してもらったストレスそんなになかった気も…

 

 

 その6 空港のセキュリティでスマホを置き忘れ、そのまま出国

今年の終わりに新婚旅行でドイツに行ったのですが、成田空港のセキュリティチェックでスマホを取り忘れ、そのまま出国ゲートを出てしまいました。

すぐに係の人に伝えても、スマホは届けられておらず、結局事実上終息不明のまま日本を出国するのでした。

ドイツでは飛行機で「内村さまぁ~ず」を観るためだけに持ってきたiPadがあったので、連絡なんかは取れましたが…恥ずかしかったので親にはスマホをなくしたことは黙っていました(しかし奥さんはLINEの実家グループで、私がやらかしたことを吹聴してました(失笑)

 

その7 取材中にガラス片を食べようとする

冒頭にも書いた、ミュージシャンの2人にインタビューをした際、話題ネタにと自作の楽器を見せてくれました。

その楽器の中にガラス片が入っていたのですが、最初それがガラス片と分からず「砂糖かなにかですか?」と訪ねたんです。

すると相手は「食べ物じゃないんですよ、何だと思います?」と教えてくれたので、「そうなんですか!試しに舐めてもいいですか?」と3秒前に言われたこと完全に忘れて、勝手に口の中を血祭りにするところでした。

 

何より相手からすれば、これから取材してくる人が3秒前のことも覚えられないようなやつなのかと、余計な不安を煽ってしまったことをここに謝罪します。

 

その8 ラブホテルに入っていく社会人カップルをガン見してしまった

仕事納めの日に定時退社し、その帰りの途中、同い年くらいの社会人カップル(どちらかと言うと地味め)がラブホテルに入っていくところをガン見していしまい、しかも彼氏の方と目があってしまいました。すいません…初めてラブホに入っていく人に遭遇してしまったので、つい…。

後ろ姿だったんで、多分「誰にも見れてないよな」と思って振り返ったのでしょう… 

しかし向こうも定時帰りであろう、仕事納めの日に一緒にホテル行こうと、前もって決めていたんでしょうね。さぞ仕事納めの日にするセック○は気持ちいいことでしょう(反省とは)

 

ちなみに私は28年間、1度もラブホテルに行ったことがないので、面白いラブホがあったら教えて下さい。

 

―――こちらからは以上です。最後下ネタで締めてしまいましたが、来年もよろしくお願いします…

 

8月の公開記事、まとめました。

今年の夏も終わりを告げようとしています・・・。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私はこの夏最後の花火を打ち上げんばかりに、寝室用にカーペットを購入。しかし敷いたその時から猫たちの爪とぎマットと化しました。素材ミスチョイス・・・。

ねりさんにいたっては、前脚の爪をマットに引っ掛けて、ほふく前進して遊んでいました・・・

 

さて、話は変わりますが、8月から映画boardさんにて記事を執筆するようになりました。
今月は4本の記事を投稿し、レビュー記事やまとめ記事を中心に執筆。

せっかく色々書いたので、自分のブログに毎月執筆した記事をまとめてみることにしました。簡単な紹介文も添えたので、未見の方もぜひ読んでみてください!

 

8月投稿した記事一覧

①【不思議な映画体験】『ゴールデン・リバー』は西部劇ではない?4人の友情や結末をネタバレ考察

https://eiga.k-img.com/images/movie/89006/photo/ff77223ece329686/640.jpg?1551054005

『君と歩く世界』『ディーパンの戦い』のジャック・オーディアール監督最新作を、ネタバレも含め、レビュー・考察しました。

いかにして4人の運命はこうなったのかを、自分なりに考えまとめています(原作では兄と弟の性格が逆になっており、その理由も考えました)。

それにしてもこの記事を書いて思ったことは、レビューや考察を書くのはとても難しい・・・

自主的に書いてみたものの、「こんな考察、皆言われなくても分かってるんじゃないか」と思ったり、「何こいつトンチンカンなこと言ってんだ」って思われるんじゃないかと、びくびくしながら書いていました。

まあ、映画好きの皆さんはとても良識があるので、「色んな意見があってナンボ」と捉えていただけるとは思いますが・・・

 

②殺し屋だけじゃない!『俺たちステップ・ブラザーズ-義兄弟-』でジョン・C・ライリーが中年ニートに

https://eiga.k-img.com/images/movie/53617/gallery/04-sub-step_brothers_large.jpg?1396888515

『ゴールデン・リバー』の記事にヨイショする形で投稿した『俺たちステップ・ブラザーズ』の記事。

そういえば、最近レンタルビデオ店に行ったらジョン・C・ライリーウィル・フェレルのタッグ作が新作としてレンタルされてたな…製作にアダム・マッケイの名前もあったし借りてみようかな…


③【ついに日本解禁!】『ロスト・マネー 偽りの報酬』レビュー!アカデミー受賞監督の最新作とは?

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shygon/20181121/20181121063030.jpg

劇場未公開で、最近DVDスルーされたスティーヴ・マックイーン監督最新作のレビュー記事。

『ゴールデン・リバー』で考察の難しさを知ったこともあってか、まずは考察より作品の見どころを中心に執筆しました。

ちなみに本文内のインタビューとはブルーレイディスクに収録されていた特典映像からです。(記事には書いていないので、今後ソースを明記する意味でも書いたほうがいいかも・・・?)

全然関係ありませんが、インタビュー映像で終始マックイーン監督が楽しそうだったのが印象的です。バンを大爆発させるのとかめっちゃ興奮するんだろうなあ・・・

 

④「ナチス映画」は笑って泣ける?感動作からキワモノまでをまとめました!

http://ironsky-gyakushu.jp/images/top/main.jpg

正直サイトから怒られるのではないか思いながら投稿したまとめ記事。

ナチス系の映画って、既に伝説的な名作が生まれていてもなお、毎年コンスタントに新作が登場する滅茶苦茶手堅いコンテンツなんじゃないかと最近思いました(言い方が悪い)

しかも、ナチス系映画にはギャグ作品がいくつかあります

もちろんギャグを隠れ蓑に社会派なメッセージが隠されている作品(『帰ってきたヒトラー』)もあれば、特に何も考えてなさそうな作品(『アイ・イン・ザ・スカイ』シリーズ)もある。それってすごいことなんじゃないかと思いまして・・・

だってこれを「第二次世界大戦の日本」とかでやったら大変なことになりますよ。


ここ最近、TLでは上映マナーの悪さについて過激な発言が飛び交ったり、『全裸監督』の本人に許可を取っていない問題でネトフリを糾弾する意見が飛び交ったりと、およそ穏やかではない空気の中投稿したので、「炎上しちゃうかも・・・」と終始おびえていましたが、コメント欄は今のところ穏やかです。

やはり良識ある映画好きは優しい・・・今まで投稿した記事でいちばんいいねとお気に入りがつきました。わーい!


まとめ

改めてまとめやレビュー記事を書いて思ったことは、レビュー記事はぶっちゃけある程度知名度がないと、媒体ではなかなか読まれないということです(当たり前)
レビュー記事の多くは、試写で観た公開前の映画について書かれているものが多いのです。


それに冷静に考えれば、知名度のあるライターさんのほうがレビューに説得力があるの、そっちを読むのが自然の摂理。

私のような、どこの馬の骨とも分からない派遣社員のレビュー記事なんて読まれないのが現実です・・・(白目)

 

しかし、まとめ記事は好感触で、特に「ナチス映画」は最近投稿した記事なのに、既にこれまでの記事で2番目に高いアクセス数を出しました。ほえー!

 

なので来月は季節に合わせた内容や、ちょっと特殊なテーマのまとめを書いてみようと思います。

でも、やっぱりレビュー記事も読まれたいので、普通にレビューを書くのではなく、何か目を引くような内容で書けないか考察中です・・・