週間ねりきり(不定期更新中)

妻と2匹の猫と暮らす、よく分からない視点で映画のことを書く人です。意識高い系ブログが集うはてなブログの中で、ひたすら意識低い系の記事を不定期更新。 これに伴い日刊から週間になりました。今まで嘘ついててすいません…

【2行目からネタバレ】『スカイライン 征服』感想。何やかんや続編の伏線があった完成度だけは高い映画

ヤマダです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバリ、最後だけ第9地区でした!!エビッ!

 

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私がまだ大学生の頃、バイトしていたツタヤで限定レンタルされていたと記憶するスカイライン 征服』

 

当時の店長がすがすがしい表情で『クソだった!』と言っていたので、ずっと気になったまま、私バイトを辞め、職を転々とし、そして現代…

 

まさかの続編が上映されると聞いて震えました。えっそんな人気あんのこれ?

 

明らかに漂うB級SF臭。

果たして続編ができるほどの理由が本編にあるのか、確認して見ました。

 

 

 案の定、何で宇宙人が襲ってきたのかは謎

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プロローグでいきなり宇宙人の出す青い光から、人が吸引されるのですが、別に全編通してなんで地球を征服しにきたのかは説明されません。

 

ただ、人間のあるものを摂取するシーンがあることから、征服というよりかは、ガソリンスタンドみたいなノリで来てるのかもしれない…というイメージ。

 

給油しに来たのに、ほとんど戦争並みの戦力でやってくるあたり、向こうの星にはもうエネルギーがないのでしょうか…

 

我々視聴者は、なんとなく宇宙人の目的は分かるのですが、被害にあってる人たちはそれどころじゃないので、「あいつらなんで宇宙に来たんだよ!」と言ったやりとりはあんまりなかったように思います。

 

それこそ『シン・ゴジラ』みたいに、現実に宇宙人が現れたらどうするか?と言った詳細は全く描いていないです。

パニックものだから当たり前だと思いますが…

 

人件費削減なのか、VFXを使いたかったのかは分かりませんが、一宇宙船と肉薄したのがドローン機というのもなかなかシュール。みんな(4人くらいだけど…)凄いドローンを応援してるシーンもまたシュール。

 

ド派手なドンパチがないのは、ある意味で続編の伏線かも

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『世界侵略:ロサンゼルス決戦』とは違って、宇宙人や宇宙船が生々しく、激しい対決も、さっき書いたドローンがミサイルぶっ放した適度で、あとはひたすら主人公が逃げ惑うという展開。

 

本ポスターにいるうちの1人が、割と早い段階でリタイアするなど、なかなかな展開を見せるも、最後は「もうダメかもわからんね…」感がこっち側にもひしひし伝わって来て、結果ダメでした。という…

 

ラストの方なんか、主人公殆どグーパンで宇宙人と戦ってました。

そりゃ、奥さん妊娠してるから、グーパンでも立ち向かうってのがイクメンたるものなのかもしれないです。

公開当時そんな言葉はまだなかったですけど…

 

しかしこの肉弾戦こそ、ある意味もう直ぐ上映する続編の伏線?なのではないでしょうか!?

 

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だって!続編には『ザ・レイド』でシラットがいかに凄いかを披露したイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンが出演してるから!

 

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もうこれは、「前作はお粗末な乱闘だったけど、続編のアクションはリアルガチだから」と説明されているように聞こえなくもないです。

 

マイル22』にて重要参考人として護衛される役を演じると「絶対護衛いらなくない?」と騒がれたイコ先輩が、宇宙人とシラットで戦うという、誰か思いついたとしても、やらないようなことをこの映画はやっているだけで、ちょっと評価上がります。

 

 最後は『PSYCHO-PASS サイコパス』×『第9地区

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結局主人公と奥さんは母船に吸収されてしまい、奥さんは妊娠してると分かると、他の人とは別の場所に連れて行かれます。

 

まるでゲテモノ系の薄い本みたいな展開ですが、主人公も宇宙人に捕まると、脳を取り出されてしまいます。

この宇宙人は脳みそを動力にしているのです。

さながら脳みそが移動していく様は、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のシビュラシステムのようでした。

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(母船の中は、こんなに小奇麗?な感じではないですが…)

 

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しかし主人公はプロローグでギリギリ吸引を免れたためか、脳を吸収されても自我が残っており、吸収した宇宙人の体を乗っ取って、奥さんとお腹の赤ちゃんを守ります。

 

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続編では前作のキャラは登場しないかと思いきや、実は予告のラストで赤い光を放つ宇宙人は、前作の主人公かもしれないです。(フォルムが全く違うので、脳がまた母体を変えたのか、主人公と同じ現象が起きた人が他にもいたか…)

 

続編では、奥さんは無事なのかどうか、その辺も描いて欲しいですが、そんなの無視して好き方だやってくれそう…(期待

 

あとB級ぽいことを開き直って、「月刊ムー」の編集長とか、TENGAとタイアップしたりとか、宣伝活動もやりたい放題です。これは観るしかない!