【ネタバレ】『サスペリア』でフフッってなった場面まとめ
先日、映画館で『サスペリア』を見た私は、他の方同様、その結末に打ちひしがれて、解説や考察の検索に勤しんでいのですが、何も分かりませんでした(皆、難しい言葉で書くんだもんなあ〜)
じゃあ、ブログに書くこと何もないなあ…なんてのほほーんと過ごしていたら、時が経てば経つほど「なんか、あのシーンだけ"ンフッ"てなったなあ…」と思い出し笑いをするのです。
そこで、一癖も二癖もあるリメイク版『サスペリア』の結末と同じくらい謎に笑えるシーンをまとめました。
①散々生徒をいたぶっておいて、身内の自殺でパニクる魔女
黒縁メガネをかけ、常に遠巻きから様子を見ている魔女がいますが、彼女は魔女メンバーが食事を囲んでいる場で、突然ナイフを首に突き刺して自殺します。
その時の魔女たちが、まるでこの世の終わりかっていうくらい大騒ぎするのです。
でも冷静に考えたら、生徒の1人・オルガを散々人体破壊した挙句、あの見るだけで痛そうなフックをぶすぶす刺し、えっちらほっちら運び出した連中が、
いったいどのツラ下げて、たかが首に2回くらいナイフが刺さった程度で死んだ魔女に大騒ぎしているんですか?なんで私がサイコパスみたいになってるんですか?
普通(?)だったら、「あら、彼女自分から死んだわオホホ」くらいとテンションで来ると思ってたら、やっぱ魔女でも仲間には優しいんですかね…
ホント、ジャニーズファンの集まりに、ジャニーズがサプライズで現れた時くらいの騒ぎっぷりでした。
こんな調子じゃあ、マダム・ブランが死んだ時が心配です(皮肉)
②公演(儀式)の細かいライヴ感
『コクソン』『来る』では、除霊と言う名のフェスが作中で開幕していましたが、『サスペリア』もそれに負けない儀式と言う名のライヴが行われていました。
まあ、観客もいたから、普通にライヴ感があって当然ですが、裏では儀式という意味もあって、あの音量のつまみを上げるカットの必要性がすごくジワります。
やっぱ、トム・ヨークが音楽を担当しているからですかね(適当
あと完全に個人的な意見ですが、ああいう音量上げるシーンを見ると、DJが「盛り上がってるか〜い?」なんて煽るシーンを連想してしまって大変でした。
音量アゲ-「盛り上がってるか〜い?」⇨私(うおーっ!)⇨ミア・ゴス「骨ボギィィッ‼︎‼︎」⇨私「ヒィーッ!」という謎連鎖が起きました。
③ババア狂気の全力ダッシュ
『サスペリア』で特に気になったのが、独特のカメラワーク。
何か気配を感じると、そこへにゅっとズームするんです。
わかりやすく説明すると、『カメラを止めるな!』で、後輩カメラマンちゃんが多用し、撮影陣に「ださっ」と一蹴された、あのズームに近いです。
『サスペリア』で使うと、こうも印象が違うとは…
とにかくイマドキのホラーっぽい演出を廃した結果、若干シュールなシーンも。
それはクレンペラー博士が舞踊団の施設に来た時に、突然魔女2人が飛びかかってくるシーン。
あれは「ぎゃあああ!」と言いながら出てくるからびっくりするけど、いかんせん被害者も加害者も後期高齢者ゆえに、スピード感は皆無。
「大丈夫?そこ段差だけど躓かない?」と、おばあちゃん子の私は別の意味で怖かったです。
カメラも、こちらに来る魔女をじっととらえているだけ(上記画像参照)なので、魔女じゃなくてシュールさだけが加速していきます。
羽交い絞めになって連れていかれるクレンペラー博士の背中は、恐怖心よりも悲壮感に満ち溢れていました…
④ラスト儀式でずっと全裸で踊らされていた生徒
いきなり下ネタで申し訳ないのですが、どうしてもホラーだろうが、アートだろうが、全裸でトリッキーなことをしていると、もれなく「企画モノのAVかな?」という考えが頭をよぎってしまいます。
これは4年間もTSUTAYAでバイトをして、AVの返却処理をしてきた人間が患う不治の病です。
私はあのラスト儀式を見て真っ先に思い出したものが「人間家具」(18歳未満と良心のある人は見ちゃダメ)という狂気のAV(しかもシリーズもの)でした。
このように、聞いているだけで頭パーンっとなりそうな、常軌を逸脱したAVは山ほどあります。
常軌を逸脱した設定で、様々な作品が作られるという点では、サメ映画と似てますね(錯乱
話は逸れましたが、スージーが優雅な地獄と化した部屋を歩き回る画面の隅っこで「うわあああ」と言わんばかりに踊り狂う生徒の姿はなかなかにくるものがあります。
あのシーンの撮影だけで数キロは痩せていそう。
あと、一番最後の両ひじを上げてくるくる回る踊りは真似できそうで怖い。
まとめ
まとめというほどの数じゃなかったですね…
このブログの映画記事全般に言えることですが、内容が分からなかった人の現実逃避記事とでも思って読んでもらえると幸いです…