【全200作以上】Netflixマイリスト全消化計画/導入編
好きな映画はと聞かれて、いっつも数十秒「う~ん…」と迷う私の最近の悩み。
それはNetflixのマイリストの量が、日に日に膨れ上がっていること。
先ほど気になって数えてみたら、映画で190本。これにドラマも含めたら230近い本数になります。
ネトフリの非常に便利な点に、見たい映画がいつでも好きな時に見れる点がありますが、思いっきりその点が裏目に出たマイリスト本数。どうすんだこれ…
しかも非公式ファンサイトにて、公開終了作品一覧が掲載されているのですが、最近立て続けに洋画が配信終了している…
先日もマイリストに入っている作品の10本ほどの映画が終了してしまい(『夏をゆく人びと』見たかった…)、これではイカンと思った私が考えた計画が…
【Netflixマイリスト、年内全消化計画】
無職のやけくそが、こんなところにまで発揮されました。頭おかしい…
だってドラマを抜いて約200本ですから、単純計算であと約90日、1日2本以上見ないと消化は現実的ではないのです。
しかも映画によっては3時間以上の物もあるし(事実マイリストには『アデル、ブルーは熱い色』『雪の轍』『風と共に去りぬ』なども入っている)…
大学卒業後に経験した、リアルガチ無職の時のように朝昼晩で一本ずつ映画を見るような生活も、もはや現実的ではありません…
現実的現実的って、おめえは四六時中スヤスヤ寝てんのか!と、シネフィルの方々からしたら、甘えの極みだとお叱りを受けそうですが、そのお叱りを右から左へ受け流しつつ、私は限られた時間から、マイリスト消化の時間を捻出しようと思います。
最低でも1日2本は見たいところなので、奥さんが家を出た朝8時から1本、昼飯を食べる前にも1本観るのが一番現実的な気がします。
昼食後なんて十中八九寝落ちすること必須なので…あと普通に職も探さないといけないし…
ひとまず、現時点の生活リズムで考えたジュルスケがこちら。(「ヤシマ作戦」のテーマを、ここから脳内で流します)
08:00〜10:00 マイリスト消化①
10:00〜12:00 職探し&委託業務
12:00〜14:00 マイリスト消化②兼昼食
14:00〜18:00 職探し&委託業務
18:00〜19:00 家事
奥さんが帰宅するまでの空いている時間で考えると、これが一番現実的なジュルスケになりそうです。
もちろん予定が入ればこのスケジュールは瞬く間に破綻しますが…まあ、その時は…どうしよう…
本来なら2本消化プラス、半分くらいもうひと作品観れるとなお良いので、やはりどこかでもう一踏ん張り時間を捻出したいところ。
睡眠時間を削るのも考えましたが、結局そのツケが回ってとんでもない時間昼寝しそう…
奥さんと一緒に映画を見るというのも1つの手ですが、いかんせん今はドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」を見るのに忙しいので、最終回を迎えるまでお預けです。ちなみにあと36話(1話あたり40分ほど)で完結するそうです…
そしてその次に並行して観ているドラマ「フレンズ」の視聴が本格化するので、さらにあと127話(1話あたり20分ほど)分お預けです。
なんなら「フレンズ」は私も結構見てるので、足止めを自主的に食らうに等しいです。
寝る前に30分見るだけでもだいぶ違ってくるのか…
ひとまず1日2作新消化を目標にやってみようと思います。
…と思ってたら、SASUKEファンの私がこんなネトフリオリジナルを見つけてしまいました。
シーズン3かあ…(続く
【プロトピック】アトピーの薬を塗ったら、治るどころか酷くなってニキビもできた話
生まれた時から地味に悩まされつづているアトピー。
小学生の時には顔にも湿疹ができ、後に叔母さんの夫に「あの顔はひどかったなあーww」と言われ、それから恨みに恨んだ結果、年齢とともに少しずつ湿疹は引いていき、言った張本人は現在入院しています。ビバ!ネガティブシンキング!
ここ最近はケツとか太ももとか一目には見えないところまでに留まっていたのですが、何故かまた顔に復活してきました。
ちなみにアトピーの薬の代表、ステロイド剤は、使用しすぎると体毛が濃くなると有名です。
かくいう私も、若い頃のケツは本当にひどく、これでもかと自分のケツに、薬をヌリヌリ…
おかげさまで腕毛もヒゲも薄いのに、スネ、太もも毛とケツ毛だけボーボーになってしまいました…
ステロイド剤は使用をやめると、体毛も元に戻ると聞いたのですが、私は今も変わらずです…
ステロイド恐怖症の救世主?プロトピックを勧められる
そんな現在進行系のトラウマ?を抱えつつ過ごしていたら、なんとまた顔に湿疹が…
体に塗っている薬を顔に使わないように言われているし、ステロイドのせいでヒゲとか眉毛とか濃くなったら嫌だなあ…と思いつつ病院へ行くと、なんとお医者さんから「ステロイドの入ってない薬もあるので、その程度の湿疹ならこの薬で問題ないはずです」とある薬を勧められました。
そんなステロイド恐怖症にとって、夢の様なお薬がこちら。
その名もプロトピック(私が使っていたのは、画像と全く同じ小児用)
ただ、どんな薬にも副作用があるように、プロトピックにも、塗ったところに火照りを感じることがあるとの事。
しかしそうは言っても、この小児用は顔に塗るために処方してもらったので、効き目もあえて弱めにしてあり、副作用の可能性も一番低いとのこと。
早速処方してもらい、何を思ったか、新しい薬を試したい好奇心から、顔用の薬を体のあちこちにある湿疹に塗りました。すると…
塗った箇所全てが火照って、不眠に
熱い…熱すぎる…
塗ったところ全体に副作用が起きてしまい、一日中火照りにうなされていました。初恋してる高校生の方が、まだ安眠してそう…なんてくだらないことを悶々と考えていたら朝になりました。しかも火照ったとこを普通に掻きむしっていたので、むしろ悪化してしまいました。なんだそれ!(さまぁ~ず三村風)
とくに唇の周りはひどく、ほかの個所は問題なのに薬を塗った周りだけ荒れてしまい、ぱっくりひび割れになっている個所もありました。
火照りと痒みが静まらないまま日が暮れる
しかも火照りは夜を開けてもなお続き、日中仕事をしている時も痒いのなんの。
火照りを鎮めるために冷水を浴びたり、風にあたったりと日常生活に支障をきたし始めます。
私はだましだましこの薬を1年ほど使っていましたが、冬は外に出れば冷たい外気にあたれるのでまだましですが、夏は汗をかくと本当にしんどいです。
まあ、冬は冬で室内に入って暖房にあたれば意味ないんですけど…
結局夜に塗って起きた火照りやかゆみは、翌日風呂に入って洗顔して、やっと収まってくるという感じでした。
病院で副作用の相談をすると…
もちろんお医者さんに副作用のことを相談すると、「火照りを感じるのは最初だけで、使い続けていくうちに副作用はなくなっていきます」と言われました。
それでも日常生活に支障をきたすのはさすがにヤバいので、火照りがなくなるまで、塗布する量を極限まで控えたり、火照ったら家では保冷剤をあてて抑えたりを続けました。
しかし結果的に、我慢が野菜の次に我慢が苦手な私は、早々に体に塗るステロイド用の薬を、塗布する量を極限まで控えて使用する方向にシフトしました。
予期せぬ第二の副作用
プロトピックには使用した恩恵におつりがくるどころか「金額足りないですけど…?」といわれるほどの副作用に悩まされましたが、湿疹が治る時もまれにありました。
しかし、なぜか塗ったところに黄色いニキビができるように…
あの潰すと膿が出るタイプのニキビです。
このニキビって、菌が入ると出るタイプの奴じゃなかったっけ…
あとで処方された際の説明文を読むと、ニキビができる可能性もあると書いてありました。診察の時にもゆえよー!(さまぁ~ず三村風)
こんな感じでプロトピックを使った私の変化をまとめると
- 塗ったところに火照りが生じ、余計痒くなる
- 火照りと痒みが1日中続く
- 唇が以上に荒れる
- 黄色ニキビができる
いいこと無っ!
実際プロトピックでググると私と同じような副作用に悩まされている人がいました。
これ使ってよくなったって人いたら見てみたい…
そんなこんなで、今までは職場の近くの皮膚科に通っていたのですが、無職になったので近所の皮膚科に行って、「プロトピックは嫌なんですけど…」といったら、ステロイド剤ですが、かなり弱めな薬をもらいました。
果たして効くのかな…
髭ボーボーになったらどうしよう…汗
『寝ても覚めても』渡辺大知の新境地がみれる異色メロドラマ
『ハッピーアワー』は見ていないし、なんなら濱口竜介監督作は初見になります。
ですが、私が「お義父さんとなかなか仲良くなれない…」と思ったら真っ先に思い出す芸能人・東出昌大が主演な上に、一人二役ということもあって、意気揚々と見てきました。
最初は朝子と麦の馴れ初めや、麦が疾走するまでを描いているのですが、まあのろけシーンが凄いのなんの。
どこの世界にバイクで2ケツして、事故った直後に、公道で倒れながら熱烈なキッスする奴がいるんだよ…と。
これは初めて退席してしまう映画かもしれない…と、心の隅でそう思う自分がいました…
生理的に無理というやつです…
でもある意味、最近巷に溢れている、共感を呼ぶラブストーリーへの反骨精神なのでは!?と、思うようになり(ポジティブ)、それからはなんの抵抗もなく見ることができました。
とりわけ気になったのは、渡辺大知が本作の後半で難病に侵され、ほぼ植物人間状態になってしまうのですが、そんな彼を見て、すごくハマり役だなと驚きました。
これは非難や皮肉ではなく、病気の演技が自然って、相当すごいことだと思うのです。
例えば最近の有名どころだと、『博士と彼女のセオリー』で、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインなんかも分かりやすいです。
ハマり役かどうかは別として、難しい演技だったのは素人目にも分かります。
作中の渡辺氏は、顔を動かすこともままならず、口も本当にわずかしか動かせません。
かと言って、例えば彼の周りにある医療機器全般を取っ払っても、病気だということは分かると思います。それくらい自然な演技だっのです。
これまでの渡辺氏が演じた俳優役って、『勝手に震えてろ』とか「抜けてるけどどこか憎めない」感じの役が多い気がします。
それだけに今回の演技は新たな発見…まさに新境地のそれだとビシビシ感じました。
唐田えりかも、最初はぶっきらぼうな演技だなあ…とか失礼なこと思いながら見ていたのですが、話が進むにつれて彼女が演じる朝子が、常人には理解できないくらい独特な恋愛感情を持っていると分かってくると、その演技も納得できてしまうので凄いです。
ストーリーに関しては、タイトル通り、朝子が寝たり覚めたりするごとに、「麦との日々が夢のようだった」のか「亮平との日々が夢のようだった」のか、その仏頂面の裏で葛藤するところがとても見どころです。
「ただのクソ自己中な女だな」と、完結してしまうことも可能ですが、せっかく1800円払って見てるのに、私たちの実生活になぞらえて考えるのはあまりに勿体無い気もします…(勿論私はポイントで見ましたけどね!フゥー!)
朝子自身も、自分の判断に迷いがない(よく言えば)大胆な女性かと思ったら、眠りから覚めると、まるで現実に戻ったように、さっきまでの判断を悔い改めるなど、葛藤から見る成長も良かったです。
それにしても、なんで制作に名古屋に本社を構えるTV局「メーテレ」で、大阪と東京を舞台にした作品なんだろう…
多分調べれば理由わかりそうだけど、面倒くさいから調べませんっ!
【ネタバレ】『KUSO』見てきたけど、糞すぎクソワロタwwwww【うんち】
監督のスティーブンこと、フライング・ロータスが日本のサブカル好きということで、いつもより草多めで生やしております。
※本記事には、卑猥、あるいは品性を著しく欠く表現が多分に含まれていることを、あらかじめご了承ください。
あまりの阿鼻叫喚な図ゆえに、見終わった後に感動さえ覚えるという、史上最強のフォトジェニックMOVIE。『KUSO』
私は映画をよく見るようになった当初、いかにキワッキワの作品を見るかがステータスだと思っていた、恥ずかしい時期がありました。『悪魔を見た』『ムカデ人間』『スペイン一家監禁事件』『セルビアン・フィルム』etc..
『KUSO』のあらすじを読んだとき、そんな当初の間違った方向に向いた情熱がめらめらと燃え上がってしまったのでした。
ロサンゼルスで謎の大地震が発生したのち、人びとは顔にイボができる謎の電線病に侵されてた。さらに首にしゃべるコブができた女性、とんでもない虫を使って人びとの治療にあたる医者、常に腹を下す男の子、コンクリートを食べ続ける女…そんな奇妙な人びとが織り成す物語がクスリでもキメてんのかと疑うほど強烈な映像表現で描かれる。
原題ママで日本上陸した本作は、私が住んでいる地域でも1週間限定のレイト1本だけという(レイト料金対象外)
前回のブログに書いたN君を(誘われなければ絶対に見ないような作品に)道連れに誘い、 劇場に足を運ぶと、そこには20人ほどしかおらず、40近いシネフィル風の人や、20〜30代のサブカル好き、悪ノリの学生数人に、悪ノリの無職2人がいました。
私は上映劇場で以前働いていたこともあり、いつも映画を見るときに「楽しんでね」と声をかけてくれる支配人も、この時ばかりは「返金は承ってないからね…」と仰っていました。
N君の、鑑賞前に「売店でなんか食う?」という凶行を食い止め、いざ鑑賞してみたのですが、想像以上に完成度が高いです。
特にOPは、糞映画を見に来たはずなのに、音楽も相まってクソかっこいい。フライング・ロータスならではのサントラにしびれてしまいます。
なお全編通して、登場人物がうんこまみれになるか、ザーメンまみれになるか、ゲロまみれになるか、という感じで進みます。本当に。
①しゃべる瘤を持つ女
首を絞めないとイケない男と、その彼女の話。
テメーのザーメンを女性の顔に塗りたくり、そのザーメンをなめる男という、のっけからパンチの強い演出…
女の首にはおっさんの声でしゃべる瘤があり、なんやかんや受け入れるしかないないんだよと諭す、しゃべる瘤。その方法は、男のイチモツを、瘤が咀嚼してあげるというもの。
しかもこれが男曰く、めちゃくちゃにいいらしく、瘤に射精。相互理解が深まりハッピーエンド。なんだこれ…
②とんでもない虫を使って人びとの治療にあたる医者=ミスター・クイグル
どんな恐怖症でも100%完治させ、しかも格安の料金で治療してくれるミスター・クイグル。
放送事故が起きた時に差し込まれるような背景画像に、クイグルがずっと脱糞しながら、「俺の治療はすげえんだぜ(ブリブリッ!)」と宣伝する狂気のCMをみて、自分の恐怖症を克服しに来た男性の話。
しかし受付の女(?)は、何か質問をされるたびに「中絶するの?」「おりものなの?」とまるで会話が成立しません。イラついた男性がワンパン決めると、女(?)はすっこんで代わりにダッチワイフが召喚されるという…
ちなみにこの男性は、おっぱい恐怖症という、長井秀和が聞いたら卒倒しそうな症状をもっていました。
しかし看護婦が爆乳ゆえに、途中から気を失います。
目が覚めると、男性はミスター・クイグルのうんこにまみれていました。くっさ。
クイグルの治療法というのは、アナルから出てくるキモい虫から発射されるザーメンを飲み干すという、日頃どんな生活をしていたらそんな発想ができるのか、目を疑うものでした。
しかし…なんと男性のおっぱい恐怖症は完治します。ミスター・クイグルすげー!という話。なお治療シーンは、明らかにヤクをキメてるとしか思えない映像の連続です。正直このシーンが一番頭から離れません。
③常に腹を下す男の子(KUSO2049)
お母さんの料理がゲロみたいなのが原因なのか、四六時中うんこをもらす男の子。
しかし森の中で偶然見つけた穴から現れる人物に、自分のうんこを塗りたくると、頂上的現象が起きます。
話とは全然関係ないのですが、このパートで流れる劇版が、いちいち『ブレードランナー2049』みたいで草生えます。
☆☆飯が最高にマズそうな映画ランキング☆☆
NO.1 『KUSO』←new!
NO.2『エヴォリューション』
✴︎☆✴︎☆✴︎☆✴︎☆✴︎✴︎☆✴︎☆✴︎☆✴︎☆✴︎
④コンクリートを食べ続ける女
ほぼ黒人キャストの本作で、唯一登場する日本人女性。
椿鬼奴を四六時中ぶん殴ったみたいなしゃべり方をするため、何を言っているのかほとんど聞き取れません。英字幕が出るため、読める人はそっちを読んだ方が吉。
穴から赤ん坊の声が聞こえるので、助けに行こうとしますが…。
穴を下りていくシーンは極限までグロくした、USJのアトラクションみたいで面白かったです。面白かったけど、あれをVRにされたら2秒で吐いていたと思います。
こんな感じのストーリーが交差しながら描かれます。
あとは変なムックみたいな同居人がいる女の子が、中絶しようとする話とかもありました。
ちょいちょい挟まれる、大地震後のロスの状況はシュールの極みでジワりますし、日本のサブカルパロディも散見しました。
私が分かったのは「テラフォーマーズ」と『ghost in the shell / 攻殻機動隊』くらいだったので、まだまだたくさんある気がします…
鑑賞後、意外とまじめに作られていたと感心していたN君は、本作が「実存主義や本質主義を最高に皮肉って描いている」的なことを言っていました。が、むずかしいことが分からない私は、おっぱい恐怖症の男が無事治ったことに感動したままでした。実存主義で世界を救えなくても、おっぱいは世界を救うからね…えいっえいっおっぱーい!
完
(言わずもがな、本作を見るとフライング・ロータスの曲が聴きたくなります)
『モンガに散る』が極道×青春というありそうでなかった雰囲気でした。
この前『軍中楽園』が日本公開された、ニウ・チェンザー監督の過去作。
1980年代の台北・モンガ。繁華街の裏側では、いくつもの組織が抗争を繰り広げられており、高校生のモスキートは、街で最高の権力を握るヨウカウ組親分の息子・ドラゴン率いる不良グループと、ひょんな事がきっかけで仲良くなる。やがて極道の道に進むモスキートたちは、ケンカに明け暮れる日々を過ごしていた。しかし彼らは激化をたどるモンガの抗争に巻き込まれていくーー。
あらすじやポスターを見ると、結構ごりごりの任侠ものなのかなあーと思いつつ、だいぶ身構えて見たのですが…
ところがどっこい、前半はマジで爽やか青春映画です。
主人公・モスキートは『ごくせん』の3-Dみたいなクラスが全部という感じの、荒れに荒れた高校?へ転校します。
廊下を通るのに「通行料」を払うよう言われるなど、引くほどゴリゴリなスクールカーストが形成されており、モスキートも例に漏れず、クラスのボスに「会費として金めっちゃもってこい。さもないと…」と脅迫文が回ってきます。
しかしこのモスキート、不良に大勢に追われても逃げ足が早い上に、回避能力が常人離れしているため、なかなかベタな展開にならず…
もうなんかこの辺は、青春コメディのそれみたいなテンションで、正直罵詈雑言と銃弾が飛び交うような映画を想像していた私の頭は、混乱を極めます。
そんなモスキートが絡まれている様子を見た、極道の息子・ドラゴンと、聡明なメンバー(実質的リーダー)モンクは彼を見込んでグループにスカウトします。
『モンガに散る』は、ここまでがプロローグで、あとは2部構成になっています。
【一九八六 意義是三小 我只知道義氣(1986年 意味なんか知るか 義兄弟が大事だ)】
(公式インスタに上がってそうな画像)
第1部は、極道の仲間入りをしたモスキートが、仲間との絆を深めていくも、ある出来事から、その絆に亀裂が入るのでは…?というところまでを描きます。
青春映画にはありがちなプロットを、極道というジャンルで新鮮に描いてます。
とにかくこの、第1部のモンガでの大乱闘シーンは、私の中では『ラ・ラ・ランド』に匹敵するくらい、楽しく、明るく、ノリの良いシーンとなっています。(音楽も含め)
極道映画を見ているはずなのに、「いいねー!青春映画はこうでないと!」と、完全に頭の中がすり替わるほどでした。
みんなド派手な柄シャツとか着てるんですけど、作品のトーン的にただのおっぱっぴーにしか見えないんですよね…ドラゴンなんて、襟足だけ長いDQNヘアスタイルだし。
初めて仲間を持ったモスキートは、あれよあれよと不良グループとつるんでは、モンガで暴れ回る日々を送ったり、風俗で男になろうと思ったら、顔にアザのある女の子に一目惚れしたりと、およそ任侠映画とは思えない展開が目白押しです。
ーーーーこの辺からネタバレーーーーー
しかし話が進むにつれ、任侠映画あるあるの報復を、いろいろあってドラゴンの彼女が受けてしまい、犯人を拷問にかけます。
モンクは頭がいいので、ドラゴンの凶行を止めるべく自分で拷問をし、心配するモスキートには「明日病院で治療を受けさせるから大丈夫」と優しさを見せます。
ところが、拷問なん不慣れだったのか、犯人をうっかり死なせてしまい、事態は一変してしまいます。
【一九八七 我們一起走進大人的世界 並且一去不回(1987年 帰り道のない 大人への世界)】
死なせてしまった犯人が不味かったため、ドラゴンのグループはドラゴンパパにこっぴどく叱られます。
とりわけモンクはみんなを庇ったので、寝たきりになるほどボコボコに殴られてしまいます…友達想い…(ただ、レビューで見かけて「確かに…」と思ったのが、モンクはゲイではないかという設定も)
次第にモンガを仕切るドラゴンパパの勢力は、大陸者と呼ばれるよそ者にじわじわと侵略されます。
ここで、その聡明さがアダ?となり、モンクは大陸者に、そそのかれドラゴンたちを裏切るよう仕向けられます。
もうこの辺りからは、ぶっちゃけ誰が何してどうなったのか、よく分からないんですけど、モンクがドラゴンパパを暗殺してしまい、なんやかんやそのことをモスキートが知ってしまうことで、仲間同士の殺し合いが起きてしまいます。
ただ、誰が何をやってるか分からなくても、この辺りから任侠モノの雰囲気を出してくるので、「たぶんこーゆーことだろうな…」みたな感じで見れました…汗
結局モスキートと、モンクは相打ちとなってしまい、最後は残されるであろう人々のカットで泣けてきます…
兎に角、任侠と青春を掛け合わすと、こんな化学反応が起こるのかと、度肝を抜かれました。
音楽もいい感じに若々しくてかなりツボでした…時代は80年代ですが…
これは『軍中楽園』も見なくては…アジア映画が少しでも好きな人はかなりツボかと思います。
猫2匹を1年飼っていて気付いたこと
今月で、保護猫を2匹(キジ白:ねりさん、白黒:きりさん)譲渡してもらい、早1年が経ちました。
これまでサボテンさえ枯らせてしまった私が、ほ乳類など世話できるのか…心配でなりませんでしたが、大病なく過ごしています。
よくペットを飼うと、飼う前と実際に勝ってからのギャップがあると思うので、ここ1年で気づいたことをまとめてみました(なんかブログっぽい!)
- 餌をびっくりするくらいちまちまエサを食べる。
- 去勢したからといって、別におとなしくなったり、急に滅茶苦茶甘えん坊になったりしない
- しつけは無理
- 病気かな?と思ってネットを調べても、大概無駄。
- なんやかんや、2匹飼いはデメリットよりメリットの方が俄然多い。
餌をびっくりするくらいちまちまエサを食べる。
奥さんの家にはミニチュアダックスフンドが2匹います。
犬は餌を出すと、瞬く間に食べきってしまうそうです。
猫も出された分をすぐに食べてしまい、エサの時間になると飼い主が寝ていようがお構いなしに起こして催促するのもいるそうです。
我が家の二匹はとにかく食べ物に執着がなく、エサを催促しなければ、出されたエサも放っておいたら2時間たっても食べきりません。
とくにきりさんは小食で、一般的な猫の半分ほどの量の餌で満足するようです。これはこれで餌代が浮くのでいいのですが…体重が急に落ちたりしないか心配でもあります。
これには犬を飼っている奥さんも驚いていました。
去勢したからといって、別におとなしくなったり、急に滅茶苦茶甘えん坊になったりしない
我が家の猫2匹は、暴れたいときに暴れ、寝たいときに寝る野生児です。(家飼いなのに)
猫は去勢・避妊手術をすると性格が変わったり、すごい食欲が出たりするそうですが、うちの2匹は全く変化がありませんでした。相変わらず家具を吹っ飛ばし、エサはちまちーま食べます。なんならきりさんは、餌食べてる途中に一回うんこします。
あんまり関係ないですが、ねりさんは術後に飲む薬の影響でうんこが柔らかくなりました。そのうんこをエリザベスカラーをつけたまま臭いを嗅ごうとして、カラーにうんこが突き刺さるという地獄絵図を巻き起こしたことがあります。あれレンタルなんだから…!
しつけは無理
お猫様とは名ばかりではなく、基本的にやってほしくないことをさせないようにしつける事はとっても無理ゲーです。
よくネットを調べてみると、悪いことをしたら直ぐに、天罰が下る形でしつける方法が最もポピュラーだそう。
例えば猫は水をかけられるのを嫌う(らしい)ので、その習性を利用し、乗ってはいけないところに乗った次の瞬間、気づかれないよう背後から霧吹きをシュッとかけます。
すると、「この台に乗ると、どこからか水がかかってくるから乗らないでおこう」と時間をかけて学習するそうです。(ここで飼い主がかけているとばれると、嫌われます)
こいつは手軽にしつけることができる!と歓喜した私は、さっそくキッチンに上がったねりさんの背後に忍び寄り、即座にシュッシュッ!
…どれくらい時間がたったのか、気づいたらねりさんの背中はビショビショになっていました…さぞ不愉快そうな顔をしながら、ねりさんはキッチンの上でごろごろと寝転がるのでした…敗北…圧倒的敗北…
ほかにも冷蔵庫の上に載ってほしくなかったので、よく庭にある猫除けのトゲトゲマットを敷いたら、普通にトゲとトゲの隙間を、何もないかのようにすたすた歩いたりしていました。
今ではマットがデカすぎて処分に困り、ベランダにほったらかしの状態なので、たまに私が洗濯物干すときに踏んでます。めっちゃ痛い。
結果「〇〇してほしくないから〇〇する」ではなく「〇〇しても大丈夫ないように〇〇する」にシフトチェンジしました。多分これがお互いにとってストレスフリーなんでしょう…
病気かな?と思ってネットを調べても、大概無駄。
私はなかなかに心配性な面もあり、猫を飼い始めた当初はちょっとでもいつもと様子が違うと、すぐに病気になったのではないかと疑っていました。
かといって、その都度猫を病院に連れて行けば、かえってストレスで体調を本当に崩しかねません…
しかし今やネット社会!似たような症状をググれば、それが病気なのか習性なのかわかるはず!
と期待していたのですが、大体同じ症状でも病気の場合もあれば、習性だったりすることもあると書いてある場合がほとんど…
そりゃそうですよね、習性ですって紹介して実は病気だったらシャレにならないし…
…めんどくせえ!病院行こ!!
ただある程度様子を見れる期間ものもあるので、その場合はネットの内容もbcvとっても参考になることがあります。(うんこが何日でないと病院行った方がいいとか。うんこの話ばっかだな、この記事)
ちなみに前ブログでも書いたかもしれませんが、これまでで一番通院して拍子抜けだったのが、ねりさんが餌を食べると号泣するので、歯や顎が痛いのかと思い、病院で見せてもらったら、「エサの咀嚼が下手で、エサのカスが目に入って泣いてるだけ」といわれたこと。ちなみに今でも時々号泣してます。
なんやかんや、2匹飼いはデメリットよりメリットの方が俄然多い。
もともと私たちは保護猫を1匹だけ譲渡してもらう予定でしたが、共働きなら2匹飼った方がいいことが多いと教えられ、勢いで2匹引き取ってきました。
ねりきりさんは兄弟猫で(実際は3兄弟で、我が家の財政では2匹が限界でした…いい里親さん見つかってるといいな…)、我々が忙しくて相手してあげれないときは2匹でじゃれあってくれるので、退屈すぎて運動不足になったり、ストレス発散できなくなったりすることがないです。
兄弟猫は基本喧嘩はしないので、じゃれあいも放っておいて大丈夫。むしろじゃれあいに巻き込まれた私がケガをするという…
エサ代や病院の費用などは2倍にはなりますが、治療費はペット保険に入るなどして対策をしているので、猫様のストレスフリーな環境を築くためにも、2匹飼いは全然ありです。
…って書いてる最中に、きりさんが思いっきり私の太ももに爪立てて、キックスタートしていきました…めっちゃ痛ぇ…(恍惚)
『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス監督の新作がnetflixで配信されると聞いて
その名もずばり『アポストル 復讐の掟』!すごい強そうなタイトルですが、果たして…
舞台は1905年。身代金目的で謎のカルト教団に誘拐された妹を救出しようと、とある孤島に辿り着いたトーマス・リチャードソン。ほどなくして教団は、この男に罠を仕掛けたことを後悔する羽目に。カルト教団の奥深くに潜入したトーマスは、教団の根底に潜む秘密を次々に暴いていきます。(ネトフリ公式サイトより)
予告編を見た感じ、結構トーマス・リチャードソンもぐいぐい加虐されてるように見えたのですが、そういう意味で復讐の掟なんでしょうか?
少なくとも私なら、こんな殺る気満々な顔した人を、罠にはめようとは思いませんが…
監督は『ザ・レイド』にてスピード感あふれるシラットアクションで度肝を抜いた,ギャレス・エヴァンス。
主演はイコ・ウワイスではなく、『ザ・ゲスト』のダン・スティーヴンス。
そりゃそうですよね、イコさん教団に送り込んだりなんかしたら、無傷かつ素手で壊滅させてそう。オォォォォォオ!!!とか叫びながら。(そういう意味でも『マイル 22』はやはりミスキャスティングでは?と思わずにいられない(誉め言葉))
そもそもバッキバキのアクション撮ってた監督がいきなりホラーってどうなの?と思ってたら、もともとオムニバスでホラー作品に参加するなどの経歴もあるようで、期待が高まります。
なんなら、予告編にめっちゃ『ザ・レイド』っぽいカットもあったし。
(これは強い。そりゃ罠仕掛けたことも後悔するわ…)
ここんとこネトフリオリジナルと言ったら、ラブストーリーかSFばかりの印象だったので、久々にこういう悪趣味な映画が出てきてテンアゲ状態です。
予告を見てもすでに「痛ってぇ…」とつぶやきたくなるシーン満載。
この拷問器具も、いい感じに経年効果出ていますねえ。もう何人もの頭蓋骨に穴開けてきたんだろうなあ…しみじみ。人間の歴史と業の深さをビシビシと感じます。というかドリルの側面についてる、鋸みたいな部分が最高に悪趣味でたまりません。
別の角度からも確認しておきましょう。
教団に誘拐された妹を救うとか、『サクラメント 死の楽園』を思い出さずにはいられないのですが、あの作品は実話だっただけに、本作もなにか元ネタのようなものがあるのでしょうか?
とりあえず、予告からは『グリーン・インフェルノ』を確認しました。
とても手間暇がかかっているように感じます。「やるなら全力で」という教団の強い意志を感じ取れます。
今や映画の拷問シーンでさえA.Iの時代ですが(適当)、やっぱり手間暇かけてこその拷問。汗水血を流してこその拷問です。
ボタンをポチっ押して、対象がシュンっ!と消えたところで、私たちには何も残りません。
音楽だってMP3で聴くより、レコードで聞いた方が味が出るじゃないですか。そういうことです。
そういう意味では、本作の過激なシーンに期待したいです。
レバーを一生懸命回す。断末魔が響き渡る。肉体が損壊する。この拷問プロセスを丁寧に描いてこそ、観客にカタルシスが生まれるのです。カタルシスってなんだっけ?
まあ、私は虫も殺せないような人間だし、たぶん拷問される側の人間なので、ちゃんと見れるかなあ…
『アポストル 復讐の掟』10月12日配信ですって!