週間ねりきり(不定期更新中)

妻と2匹の猫と暮らす、よく分からない視点で映画のことを書く人です。意識高い系ブログが集うはてなブログの中で、ひたすら意識低い系の記事を不定期更新。 これに伴い日刊から週間になりました。今まで嘘ついててすいません…

ヤマダ家、コタツ出しました。

最近、きりさんが私の肩を足場に移動する癖がついたおかげで、右肩だけSMクラブ通い詰めた人みたいにズタズタなヤマダです。

 

話は変わりまして、皆さまはコタツをもう出しましたか?

 

ヤマダ家は先日、猫よりも先に妻が寒いと言い出して、コタツをせっせと出しました。さすがにまだヒーターは入れていませんが…でもコタツ布団に、まさかの毛布を重ねる徹底ぶりには脱帽しました。

 

早速猫もコタツにin

 

我が家の猫は季節の変わり目に、よく目やにが出てしまう、いわゆる猫風邪っぽい症状を出すので、そーゆー意味では、このタイミングで出して正解だったのかもしれません。(クーラーも嫌いだし…)

 

ねりさんは基本コタツに入ると、しばらく何やっても出てこないのですが、きりさんはなぜか私が風呂に入ろうとコタツを出る直前に、いそいそとコタツ布団越しに膝に乗ってきます。尊い

 

きりさんは、ケージでお留守番していたころ、その中にあったハンモックが好きでよく寝ていた過去があり、ケージを目の前で解体した時には、この世の終わりのような顔をしていました。

 

そんなハンモック感を、私の膝で思い出しているのかしら…?そう思いつつ、きりさんをコタツ布団ごとそのままにして、私はお風呂に入りました。

なんやかんや、私の膝が好きなのかもと、ムフフで風呂から出てきたら、

 

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私がいなくても、同じ場所で寝てました。私関係なかった…

 

一方のねりさんは、この時もコタツの中にいたのですが、いつも私がふろから出て、台所で牛乳を飲んでいると、自分も水がもらえると思ってやってきます。

タツに入っていても、どうも私が台所にいて牛乳を飲んでいるのを透視できるらしいです。

 

にゅうってコタツ布団から出した顔は、かわいさというよりは「俺が気付かないとでも思ったか…」とドヤ感がすさまじかったです…

多忙な貴方に送りたい…パッと見れてサッと為になる短編ドキュメンタリー4選

時間がない。

 

現代社会人にとって、時間がないという死活問題がある今、映画で2時間を費やすというのは、なかなかの冒険です。

 

かくいう私も妙な目標を立てたものの、今では完全に見る時間が無くなってしまって困っています。

頭を抱えている私は、気づけば上映時間が1時間半切る作品をリスト化していました…

 

そんな時、ドキュメンタリー映画だと、時間がとても短くて、かつ面白くためになる作品がちらほらあることに気が付いたのです。(特にNetflixの短編ドキュメンタリーは高評価なものが多いです

 

というわけで、ここでは多忙な人々に送るパッと見れて、サッとためになるドキュメンタリーをまとめました。(随時更新予定)

 

 

『物ブツ交換』

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上映時間23分 2018年作品

東ヨーロッパのジョージア。辺境地を巡り、日用品や古着を売り歩く1人の男。ここではジャガイモが通貨、貧困にあえぐ土地では野心や夢を追う余裕などない。

なんだか、あらすじが『インペリアル・ドリーム』みたいな作品ですが、昨今キャッシュレスが話題になっている中で、未だにお金ではなく物々交換で生計を立てていることに驚きます。

 

そして私のように「お金から解放されるって…なんか良くない?」とか抜かしている人が見ると、この作品のじめじめしたトーンも相まって、複雑な心境になること(主に自分の無知さを恥じる…)必須。

 

知識をつけるというより、こんな社会もあるんだよって教えられる作品です。

 

【こんな人にオススメ】

  • 経済に興味ある人
  • ジャガイモが好きな人(鑑賞限定)
  • キャッシュレス化について、漠然としか考えてない人

 

『Resurface: 波に包まれて』

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上映時間27分 2017年作品

戦場から戻り自暴自棄になっていた退役軍人は、サーフィン療法プログラムで同じ境遇の仲間を見つける。トラウマを抱える兵士を波乗りで癒そうとする取り組みだ。

ざっくばらんに説明すると(というか、大体20〜30分くらいしかないから、ざっくばらんにしか説明できない気も…)、退役軍人のPTSDに、サーフィンをすることで治療していくというドキャメンタリー。

 

PTSDによって、自殺願望にかられる人も、サーフィンを始めたことで、そうした気持ちがなくなっていくそうです。

しかし基本スポーツに疎い私は、どんなスポーツでも熱中すれば悩みとか精神の病みも改善できそうな気もするのですが…やっぱ波、違うんすかね。

 

(それにしてもなんでサーフィン映画はあって、スノボー映画はないんですかね…スノボー楽しいのに…私が知らないだけかも知れませんが…)

 

【こんな人にオススメ】

  • サーフィン好き
  • ミリタリー好き
  • PTSDに感心がある
  • ブラック企業によって精神を磨耗している

 

ザイオン

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上映時間11分 2018年作品

生まれたときから下肢を持たず、長い間里親の家を転々として育ったザイオン・クラークは、レスリング競技に活路を見出し、日々練習に励む。短編ドキュメンタリー。

生まれつき下半身のない男、ザイオンレスリングと出会って人生を見出していく姿を、クールでドープな(同義語?)演出や映像で見せてくれます。

 

以前書いた『ボヤージュ・オブ・タイム』のように、この作品を見ると自分の悩みがちっぽけなものに感じます。

 

そして、先の『波に包まれて』で「それサーフィンじゃなくてもできるんじゃね?」が、早くも証明されそうです…

 

【こんな人にオススメ】

 

 

『ヘロイン×ヒロイン』

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上映時間39分 2018年作品

消防署長、裁判所判事、伝道師。それぞれ異なる立場から、ウェストバージニアにはびこる薬物問題の解決に取り組む3人の女性の姿を追ったアカデミー賞候補作。

麻薬に溺れてしまった人々を1人の女性がひた向きに助けていくお話。

この短い上映時間で、彼女らが具体的に掲げている解決策を知ることもできます。

 

これまでは「麻薬は使うとこうなるからやめな?」という内容が多いだけに、「麻薬を使ってしまっている人に対して、こーゆー対処なができる」と訴えている作品はちょっと珍しいのかなと思いました。

 

【こんな人にオススメ】

 

 

とまあ、なんだかネトフリの回し者みたいなリストですが…

他にもいいものがあったら追加していきます!

『アポストル 復讐の掟』感想ネタバレ。ダン・スティーヴンスさんから学ぶブラック組織のやり過ごし方

以前、このブログでも書いた『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス監督の最新作『アポストル 復讐の掟』

 

(いい意味で)監督がやりたい放題で制作できるNetflixオリジナルの作品ということで、どんだけグロいねんと思っていたら、組織はグダグダになると、ほんとに大変だなあということを、血と拷問と恐怖で伝えてくれる作品でした。

 

mai-yamada.hatenablog.com

 

 

 

ブラック組織に入ったら、まずは生贄を見つけろ

本作は、主人公であるトーマスは、カルト教団に、金銭目的で誘拐された妹を救うお話。

 

元は妹の父親宛に脅迫状が届き、(たぶん)キリスト教の神父様はすでに死んだと思っていた、兄のトーマス(ダン・スティーヴンス)に潜伏して妹をすくうよう頼まれます。

 

脅迫状には、ご丁寧に島への船のチケットが入っていますが、それに細工をしており、娘の父親が誰かわかるよう罠を張っていたのです。

 

ところがトーマスは、それを見抜いて、本当の信徒のチケットをすり替え、まんまと島へたどり着き、すり替えられた相手は、金のありかを吐けと拷問にかけられ、あっけなく殺されてしまいます。

 

そもそも、教団は深刻な財政と食料難に陥っており、今や頼みの綱はその身代金だけだったのです。

 

 

ブラック組織になじみたければ、体を張って忠誠心を見せろ

 

無事潜伏したトーマスは、毎夜自らの血を瓶に詰めて、玄関に置く異様な住民の光景を目の当たりにします。

 

しかし、夜中出歩いてはいけない規則を何者かが破ったとばれて、トーマスを含む新参者は教会へ集められます。

 

そこで、潜伏者を探り出すために、順番に教団独自の聖書を暗唱させられます。

 

トーマスは困りました。

聖書なんて目を通していないどころか、ページの裏に、教祖の家の場所をメモったりしてるくらいです。

 

いよいよの次のやつで自分の番が回ってくると思ったら、なんと隣にいたやつも潜伏者でした。

 

彼は国の命令でスパイとして潜り込んでいたのです。

悪運の強いトーマスですが、念には念をと、やけくそになって教祖に飛びかかるスパイを押さえて深傷を負います。

 

これで教祖に借りを作ることに成功します。

 

 

後輩教育も大事

単身乗り込んだトーマスですが、やはり仲間は欲しいところ。

 

そんな時、教祖の友達みたいなおじさんが2人いるのですが、それぞれの息子と娘がデキていると知ると、トーマスは夜な夜な会っては情事に耽っていた弱みに付け込んで、息子の方に妹の救出を手伝わせます。

 

しかし息子の方もなかなかに能天気なのか、娘の妊娠に浮き足立っていました。

 

しかし娘の父はそれを許さず、なんと娘を殺めてしまいます。

怒った息子は娘の父を殺そうとしますが、失敗しただけでなく、娘の父に娘を殺した濡れ衣まで着せられてしまいます。

 

息子は逃げ出すも捕まってしまい、いよいよ、問題の処刑シーンに移っていきます。

 

 

筆者が予告編から騒いでた問題のシーン

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私が公開前から気にしていた、ものすごい労力を必要としそうな処刑シーン。

 

手足頭をがっちり固定されると、この汚いドリルで頭頂部に穴を開けられる仕組み。

 

しかし処刑は教祖しかできないのに、「あいつは嘘つきだ」などと言って、勝手に娘の父が段取を組んで始めてしまいます。

 

ただ、流石に頭頂部にドリルがめりめり刺さる描写は写しませんでした

周りの反応から想像しようとしたのですが、信徒は大体塩対応なので、想像が難しいです。

 

すると娘の父が、おもむろに手術の時とかに使う、細長いペンチのようなものを持ってきました。

 

間違いない。あのペンチを頭頂部の穴にいれて、脳みそチューチュー取り出すつもりだあ!ひええええ!

 

おっかなびっくりしている私でしたが、よく見るとペンチの先には、なんか赤いゴミ切れのようなものがついていました。

 

そしてそのままペンチを頭頂部の穴に入れると、ゴミ切れを中に置いて戻ってきました。すると…

 

「禊の印は完了した」

 

あれ、禊の印だったんだ…ゴミ切れとか言ってすいません。

 

しかしそんなに手間暇かけて禊の印を入れらてた息子ですが、私の目に間違いがなければ、下半身を引きちぎられ、臓物を撒き散らしながら、すごい雑に処理されてました。

禊の印入れた意味…

 

サクラメント 死の楽園』との決定的な違い 

 

似たようなストーリーに『サクラメント 死の楽園』というものがあります。

 

同じくカルト教団がテーマで、入段している登場人物の妹を連れ戻すというのもどこか似ています。

 

サクラメント 死の楽園』は実話を元にしていますが、『アポストル』は不明。

 

それに決定的な違いとして、本作にはガチの女神が登場します。

 

と言っても、その姿は禍々しく、『アナイアレイション  全滅領域』にあった、壁で植物と融合しちゃった人の姿に近いです。

 

しかもその女神に血を飲ませると、女神の周りに草花が生い茂る超常現象が起きます。

 

女神の存在は教祖以外に、先の友達2人も知っており、教祖が教祖になれたのも、女神の力があってこそでした。

 

しかし女神は島に監禁状態だったこともあってか、農作物を枯らしたり、家ちくを死なせたりして反撃します。

この教団が食料難なのも、女神の反発によるものでした。

 

トーマスはこの女神と出くわすと、脳みそに変な爪を刺されて、解放して欲しいと頼み込まれます。

 

トーマス自身も過去に熱心なキリスト教徒でしたが、あまりに過酷な修羅の道を歩んできたため、信じられるのは妹だけという状態でした。

彼は女神に火をつけ、脱出します。

 

妹を監禁していた、あの娘の父と死闘を繰り広げ、なんとか救出するも、トーマスは脱出するまでの体力がありませんでした。

 

島に取り残されたトーマスですが、何と彼は女神に同じ力を与えられており、彼の周りの草花が育ち、傷がどんどん癒えていく半面、その顔瞳は女神と同じく白く濁っていくのでした…

 

教祖と友だち3人は最後の方は内輪揉めがすごくて、教祖も娘の父に殺されかけるなか、何とか死にかけのトーマスに追いつきます。

 

そこで再び目にした女神の現象。

終わり方はまるで、「俺たちの教団ライフはこれからだっ!」みたいな少年誌っぽい終わり方でした。たぶん…

 

まとめ

個人的にはゴア描写いっぱいかと思ったら、そういう訳でもなく、アクション描写も普通でした。

 

ただ「組織の崩壊は内側から」という点で見ると、なかなかにホラーなところがあり、そこにファンダジーな要素もあって不思議な作品となっていました。

 

カメラワークもかなり『ザ・レイド』で見たようなものも多かったこともあって、早く『ザ・レイド3』の制作が始まって欲しいと思う気持ちが強くなる一方でしたが…

【ネタバレもクソもない】『ボヤージュ・オブ・タイム』を見るべき3つの理由

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私の中で、安眠効果を来す監督として名高い、テレンス・マリックが手がけたドキュメンタリー?のような映像作品。

 

簡単に説明すると、『ツリー・オブ・ライフ』内で、唐突に差し込まれるジュラ紀のようなシーンを、90分の尺にいっぱい伸ばしたような感じです。たぶん。

 

宇宙のはじまりと生命の歩みを圧倒的な映像美で描き出したドキュメンタリー。マリック監督が40年に渡って取り組んできたライフワークの集大成といえる作品で、ビッグバンから生命の誕生、現在までの歩みを映像で辿り、生命の本質と人類の未来を探求する。(映画.comより)

 

と言うのが本来のあらすじ。ドキュメンタリーとは言ってますが、もはや展開も何もなく、ただひたすらに壮大な映像と、辛い人間社会の映像と、ケイト・ブランシェットによるポエム朗読で進みます。

 

レビューでも軒並み「眠い」という感想というか報告みたいなものが多いです。

 

実際私も眠くなりましたが、別にそれは『ボヤージュ・オブ・タイム』に限らず、『トゥー・ザ・ワンダー』も『聖杯たちの騎士』も終始眠いし…

 

しかし私はこの上記2作よりも面白かったように感じたのです。

 

そんなわけで、どういう時にこの映画を見るのがいいのかをまとめてみました。

 

 

悩み事を抱えているとき

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本作のテーマは宇宙。

常にこの世界の母=神に対して問いかけるポエムにあわせて、よりこの作品の世界観は壮大なものになっています。

 

映像でも大きな海洋生物や、宇宙の描写をはじめ、ミクロの世界でさえもめちゃくちゃ拡大して、それこそ宇宙のそれのように描いています。

 

そんな映像を見ていると、小さな悩みならすぐにどうでもよくなってきます。

 

貧困地帯での人間模様、捕食される動物、捉えどころのない小宇宙…

 

先日の案件を自らの手で葬った私の気持ちも、自然とスッと消えていったのでした(嘘)

 

 

子供にもっと広い世界を知って欲しいとき

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本作はある意味で、大人も子供も楽しめるようなドキュメンタリーでもあります。

名前も分からない生き物や、想像を超えるスケールの生き物がたくさん登場するし、壮大な風景は、世界にはこんな場所もあるんだと教えくれます。

なかなか好奇心旺盛なお子様には、刺激的なシーンが多いかもしれません。

 

個人的には、海中でマグマが吹き出しているシーンが新鮮でオススメです。

なんかもう生き物みたいに、噴火してはすぐに固まっていく様はいつまでも見ていられます。

 

あとは、マンボウか捕食されてしまうシーンもおススメです。

あんなに哀愁を帯びた弱肉強食の世界も初めて見ました。

マンボウって生きてるのか死んでるのか、壮大な海の世界で見ると本当にわからないです(失礼)

 

しかし一方で、あの難しいポエムのセリフは子供には分からないのでは?という声が聞こえてきそうですが、少なくとも大人になった私はちんぷんかんぷんだったので大丈夫です。

 

もしも子供に「なんの話をしているの?」とか聞かれたら、「あれはきゃりーぱみゅぱみゅの歌詞と同じだよ」と優しく無責任な言葉をかけてあげてください。

 

きゃりーぱみゅぱみゅの歌詞に意味を求めるのではなく、メロディを引き立てるギミックと思って受け入れるのです。

 

『ボヤージュ・オブ・タイム』のケイト様ポエムも、あの映像を引き立てるギミックなのです。(いや、本当はあの歌詞も、中田ヤスタカ氏が常に胸に秘めてる思いの丈を歌詞にぶつけてるかもしれないし、テレンスさんも、あのポエムに構想10年とかかけてるかもしれないです)

 

だってずっとセリフなかったら、鑑賞者全員眠りに落ちますからね。

 

眠れないとき

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上記でもあげた通り、本作には眠たくなる要素が目一杯詰まっています。

 

なかなか劇伴もないし、あってもクラシックっぽいテイストだし。

 

何よりストーリーがほぼ皆無なので、展開への期待感はゼロです。

 

ところがこの作品は、海外でIMAX上映されているので、それで見たらすごい映像体験できそうです。(日本でもし上映されたら絶対見たい…)

 

しかしその代償はあまりに大きく、DVDあるいは私のようにスマホで見ると、本作の魅力は8割減です。

 

ですがこれを逆手にとって、眠れない時にスマホで音なしの状態で本作を見ると、たぶん10分も経たず眠りにつけると思います。

それだけの力が、この作品にはあるのです。

 

明日大事なプレゼンを控えているのに緊張して眠れない…会社や学校のストレスがたまって夜中に目が覚めてしまう…

 

そんな時こそ、『ボヤージュ・オブ・タイム』を見れば、悩みがちっぽけに感じると同時に、スヤ諏訪と眠れること必須。

ネトフリ会員の人は、ぜひ布団に入って試して見てほしいです。

 

 

まとめ

私は『インベーダーインベーダー』が好き。

 

どんな時でも、メールはすぐに見ようと思った話

私は前職の時からライターを副業としてはじめて。現在も複数のサイトに僅かながら記事を投稿してお金をもらっております。

 

それと並行して、この「日刊ねりきり」もなるべく毎日続けようと、日々しょっぱいブログを書いている次第です。

 

そんなとき、実は先日書いたイコライザー2』をサイトにも投稿して欲しいとメールが来ていたのです!

 

あんな塩味しかしないブログを、運営様がみていたこと自体が驚きなのですが、「安定のマッコールさんで快適イコイコライフ」などと言う、ふざけたタイトルの記事を読んでもらった申し訳なさも半分…

 

しかし、当日の私は脱ニートからの初出勤もあり、ヘトヘトで家に着くとそのままウダウダと過ごしてしまったのです…

 

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(割と本当にこんな感じでした。ゲームはサッカーじゃなくて、ロックマンx6ですが…あれホント難しい…こんな姿勢でやるゲームじゃない)

 

そうやってダラダラとエックスバスターやらゼットセイバーを振るってる間に、諸々諸事情もあって、私の件は水に流れてしまいました

 

む、無念…ブログからの寄稿は初めての経験だったので、うほほーっとテンション↑だったのですが…

 

まあ、誰が悪いって、すぐ返事しなかった私が100%なので、今はほかの記事の記事で挽回をはかるしかないです…

 

いやー、しかし久々のガチ凹みでした…

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(先日見た『俺はまだ本気出してないだけ』でボツを食らった主人公と同じ顔をしてた筆者。)

 

なんならメール通知もオンにしていたのに、私の何事も後回しにする癖が、ついに仇となってしまいました。

 

皆さんも私のしょうもない癖からの失敗を教訓に、メールに限らずいろんなことを後回しにするのはやめましょう。何目線だよって感じですが。

 

やることやってからゲームしろって、小学生のころから言われてるのに、27歳になっても治らないとは、おじさん驚きっ!

今どきは若女将だって小学生がやってんのに…

 

そんなこんなで、気持ちを切り替えて私は『●●』を見る◯つの理由 みたいなブログを書こうと思います。『ボヤージュ・オブ・タイム』で…

 

 

 

 

『フォックスキャッチャー事件の裏側』デイヴ・シュルツ殺害は未然に防げなかったのか?

ヤマダです。

 

ベネット・ミラーが2014年に監督した『フォックスキャッチャー』は大きな話題になりましたが、Netflixのオリジナルドキュメンタリー作品に、フォックスキャッチャー創設者であり、レスリング選手のデイヴ・シュルツを殺害したジョン・デュポンの転落を追ったドキュメンタリーがありました。

 

 

 

レスリング金メダリストはなぜ殺されたのか? 家庭用ビデオで撮影された未公開映像を交え、大富豪から殺人犯となったジョン・デュポンの転落の軌跡を追う。(Netflix公式)

 

ジョン・デュポンとデイヴ・シュルツの関係を軸に、いかにしてデュポンは殺人を犯してしまったのかを、彼の情緒の乱れや、それに目をつぶってしまった関係者のインタビューと、当時のホームビデオで全編構成されており、再現VTRは一切ありませんでした。

それゆえ、ドキュメンタリーとしてはだいぶ生々しい内容となっています。

 

 

情緒不安定の人に大金を持たせてはいけない?

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元々デュポンもレスリングが好きでしたが、親に金持ちのやるスポーツではないと言われたり、体が弱弱しいこともあって、そもそも彼に向いているスポーツではありませんでした。

しかし、そんな彼が御曹司という権力をフルに活用して立ち上げたのが「フォックスキャッチャー」です。

彼は選手になるより、チームを持つことにしたのです。

そりゃ金持ちならそっちの方が好きなスポーツであるレスリングに、ちょちょいのちょいで貢献できます。

 

それも常に自分の傍に置いて、まるで家族のようなかかわりを持つために、広大な彼の持つ農場に選手を続々と招きます。

デイヴも家族を連れて農場にやってきて、半ば共同生活を始める語りの成りましたが、選手間の中はとても良好でした。

 

デュポンとの関係も、最初こそは住居も与えれば満足行く資金援助もしてくれるなど、良い関係を築いていきます。

 

ところが幼いころから、家庭環境に難があったデュポンは常に孤独を抱え、今では強迫性障害を患い、時折不可解な言動を繰り返し、選手や周囲の人間を戸惑わせます。

 

突然黒色が嫌いだからと理由だけで、優秀な黒人選手を突如解雇したり、フォックスキャッチャー』のワンシーンでもあったような、拳銃をもって選手の前に現れるなど、ほとんど狂気の沙汰だったようです。

それでも選手たちは、援助してもらっている立場なので、意見は常に言わず、悪く言えば黙ってい見ているか、見て見ぬふりを決め込むばかりでした。

 

特にデュポンの狂気を身近にとらえたシーンの一つに、冗談でからかったデイヴたちに対し、「全員ぶち殺してやる!」と怒鳴る場面がありますが、本当に怖いです…説得力があり過ぎる…

 

しかしそんな選手の中でも唯一、デュポンに率直な意見を言うのがデイヴでした。

 

デュポンの異常な行動はますますひどくなり、自分が試合に出るためのシニア部門レスリング大会を開催すると、勝ち目のないデュポンはすぐに八百長に走ります。

これに関しても、皆デュポンの逆鱗に触れるのを避けるため、黙認されてしまいます。

 

そんなデュポンとは裏腹に、デイヴの知名度はますます上がり、デュポンは次第にデイヴが自分の敵という妄想にかられるようになり…結末は知っての通りになってしまいます。

 

 

マーク・シュルツはストーリーテラー 

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ひとつ気になった点に、『フォックスキャッチャー』では主人公にあたる、デイヴの弟

マーク・シュルツが殆どというか、全く登場しません。

インタビューはデイヴの家族をはじめ、当時一緒に農場に住んで選手として活躍した者たちや、事件を担当した弁護士や検事、デュポンを逮捕した警官など。

 

なので、ドキュメンタリーを見ても「あ、このシーン、ベネット・ミラーの映画でも見た!」というような既視感は、良くも悪くも、あまりないです。

まあ、『フォックスキャッチャー』はドキュメンタリーではないので、当然と言えば当然ですが、今回のドキュメンタリーにマークが出てこないのには違和感を覚えます。

 

おそらく『フォックスキャッチャー』のマークは、実際に事件を目の当たりにするというより、デュポンという男の詳細を、観客に伝えるためのストーリーテラー的ポジションだったのかなと、このドキュメンタリーを見て改めて感じました。

 

これだけ闇の深い事件を、あそこまでの作品に仕上げたのは、ひとえにデュポンという人間と、彼に関わった男の関係をうまく描いたからなんだと、『フォックスキャッチャー』の良さもより再確認できるとおもいます。

あんなに淡々とストーリーが進むのに、すごい引き込まれるんですよねえ…

 

いかに友情が脆いかも教えられる作品

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デイヴ射殺後の判決までを描いている本作。

 

デイヴ殺害後は屋敷に立てこもるデュポン。警官は交渉に出るも、デュポンが就寝すると伝えると、なぜか警察はそれを許可。

警察はメディアからいい加減な対応を非難され、「デュポンが銃を向けた先にある防弾チョッキは、彼の資金で得たものなんじゃないか?」なんて癒着まで騒がれます。

 

しかし、暖房を止められたデュポンは、機械の様子を見に屋敷を出たところで逮捕されます。

 

デュポンの裁判は精神鑑定で左右される運びとなりますが、デュポンは逮捕時は髭なし髪も整えていたのに、髭はボーボーで髪も伸び放題、最後の方は車いすで法廷に登場するなど、精神に異常があったことをアピールするのに余念がありません。

 

そして農場にいた「フォックスキャッチャー」の面々も、デイヴ側に着くか、デュポン側に着くかで揺れ動きます。

 

私たち外野組からすれば、被害者側に着くのが当たり前のように思えますが、選手も選手生命以外に家族を養うために、デュポン側に着くこともありました。

実際にロシア人で、デイヴとは親友の選手は、母国が不安定ということもあり、デュポン側に着くことに。

そうやって書くと聞こえはいいですが、要するに友情よりも金をとったということです。

 

それにデュポンも、好きで強迫性障害を抱えたわけでないし、「フォックスキャッチャー」の人々も、彼の暗い過去を知っているだけに、彼を完全な悪者として見れないのです。

 

デイヴ・シュルツ殺害は未然に防げなかったのか?

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デュポンには有罪判決が下され、彼は獄中でその生涯を終えます。

 

そもそもデイヴ殺害はなぜ防げなかったのか。

理由は最初の方にも書きましたが、みんなデュポンの異常な行動は分かっていたのに、彼に逆らうことで起きるデメリット(金銭面での援助停止や、身体面での危険)が大きすぎて、黙ってやり過ごした方がいいと思っていたからです。

 

かといって、その異常な行動に異議を唱えるような行為に一番近いことをしていたのがデイヴであり、殺害されてしまったのも彼だけというのがまた皮肉な結末です…

 

また、デイヴ自身も身の危険を感じてはいたのですが、「次のオリンピックが終わるまで」と言っていたらこんな事件が起きてしまいます。

 

危険を察知してはいるけど(ヒノノニトンみたい…)、ずるずると判断を先延ばしにした結果、こんな事件が起きてしまったのでしょうか。

 

人間歳を重ねるほど、身の危険を感じても、その対処をするのが億劫だったり、状況的に難しいことが多くなります。

例えが大雑把ですが、過労死するまで会社を辞めない(辞めれない)のと似ているようにも思えます。

 

今回の事件は、誰が悪いというよりかは、色々と負の要素が集まってしまった結果のようにも思えますが、やはり少しでも身の危険を感じたら、「逃げるが勝ち」という判断をする勇気も大切だと思いました…

 

 

 

 

『MINIATURE LIFE展 ~田中達也 見立ての世界~』に行ってきました。

ヤマダです。

 

 

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たまたま奥さんと出かけてた先で、個展が開かれているのを発見し、勢いで見てきました。

 

日常にあるものを題材にして見立てた写真作品を、2011年から毎日欠かさずSNSにミニチュア写真を投稿する田中達也氏の個展『MINIATURE LIFE展』

 

ポスターのような、クロワッサンを雲に見立てたミニチュアを始め、アイスクリームを地球に見立てたりと、一見食べ物を粗末にしてると炎上しそうな感じですが、食品サンプルなので、コンプラ的にも素晴らしいポテンシャルを発揮する、今の時代を上手に生きてる作家さんです。

なんでもあの『アントマン』にも作品提供をしてるとか。

 

会場は全て撮影OKとなっており、中には実際のミニチュアも多数展示されていました。

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こういうのとか

 

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こういうのとか。

この画像のミニチュアは、クリアファイルのデザインにもなっていました。

 

私自身、田中氏のインスタやtwitterのフォローもしていないという、にわかの極みでしたが、今回の個展を機に早速フォローしました。

 

入り口では、いかにしてミニチュアが誕生するのかを、アイデアを出すところから順を追って説飯してくれました。

 

なんでもiPhoneのメモアプリに、アイデアをどんどん書き込んで、TO DOリストのようにしてました。

因みに買い物をしてる時が一番アイデアを思いつくと書かれていました。

 

ちなみにビジュアルにもなっていた「雲ワッサン」は縦ではなく、横長の写真として展示されていました。

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スカイライン』かな?

 

 

また、作品を見ていると、とにかくどれもタイトルの洒落が効いてて、それだけでも十分面白かったです。

個人的に一番ツボだったタイトルがこちら。

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実物のミニチュアは、会場でも多くの人が写真を撮っていて、ただとるだけではなく、ちゃんとミニチュアの世界でも遠近感を出して、田中氏のような写真に近づけようとチャレンジしていました。

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別に真似て撮ってみようといった文言はないのですが、暗黙のチャレンジゾーンのようになっていました。

私は写真の腕前はドイヒーなので、早々に諦めてじろじろと作品を見ていたり、作品を撮っている人も眺めてました…

 

最後の方には、朝ドラ「ひよっこ」のOPで撮影されたミニチュアも展開されていました。

覗き穴のようなところがあり、そこから見ると、ドラマのOPを生で再現できるというコーナーで、ここでも覗き穴から写真を撮っている人が大勢いました。

 

写真の腕前がへぼい私でも、これなら田中氏に近づける…そう思って撮った画像がこちら

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会場の出入り口には物販もたくさんあり、クリアファイルとか缶バッチとか、ポストカードセット(ばら売りもアリ)も売ってました。ほとんど会場限定商品。

にわかな私も意気揚々に、ポストカード3枚と、クリアファイルを買ってきました。

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中には500円で海洋堂と田中氏のコラボガチャガチャもあり、そのミニチュアを使って写真を撮って、田中氏が審査するコンテストも行っているそうなので、我こそはという方はぜひ。

 

ポストカードはせっかくだから、飾りたいなあ…額縁買おっ。