【ネタバレ】『ゾンビーバー』の監督分かってるねっ!感は異常
先日、巷で話題のB級映画『ゾンビーバー』を見ました。
彼氏に浮気された女の子を励ますために、女子3人が、田舎にある湖の別荘へ傷心旅行に行くのですが、その先に汚染廃棄物を浴びたビーバーが、ゾンビ化して人間を襲うおはなし。
しかしこのビーバーがCGではなく、パペットを使用しているため、とってもモフい。ゆえにあんまり怖くない。
マスコットでゲーセンの景品にしたらなかなかの人気になりそうな感じです。
この映画を見てまず思ったことが、一応主人公に当たるジェンが、ぶっちゃけそんなに可愛くない…
正直B級ホラーやグロ映画は、ヒロインが可愛くないと面白さ8割減といっても過言ではないのですが、この時点でこの作品のハードルはなかなかに上がってしまいました。
おまけに音楽の趣味が悪い友達メアリーも、委員長感がすごい…
しかし、日本の学生社会に放り込んだら秒で淘汰されそうなくらい性格の悪い友達・ゾーイだけがなかなかに美人なのが救い。
しかもこのゾーイだけ、なぜか突拍子もなく露骨にオッパイを出してくれると言う、監督の有難き計らいに感動。
肝心のゾンビーバーの登場の前に、ゾーイのオッパイが登場してくれたので、すでに腹八分目になりました。
しかし話が進めば進むほど、ゾーイの性格の悪さが目に余り、ヒロインの彼氏でありながら平気で浮気をする男の存在が霞んで見えるほどに。
これほどまでとは…きっと一番最初にゾンビーバーの餌食になってしまいそうだなあ…と思っていたら、まさかのヒロイン・ジェンが一番最初にゾンビーバー化するという急展開。
ヒロインにあるまじきキモさ。
本作ではゾンビーバーにかまれたり、ひっかかれたりすると、人間もゾンビになるだけでなく、前歯が飛びぬけ、爪が長くなるゾンビーバー人間になってしまうのです!
しかし、こんなに簡単にビーバー人間になれるとなると、拉致監禁人体実験まで施してムカデ人間造ったハイター博士が浮かばれない…
(その奇想天外な実験以上に、説明イラストのヘタウマで有名なハイター博士)
なんやかんやでジェンはゾーイに襲い掛かるのですが、結局車で頭を踏みつぶされ死亡。
終いにはゾーイに「もとから嫌いだったし…」と言い捨てられるという、どこまでもヒロイン失格なキャラでした。南無…
結局、一番カワイ子ちゃんのゾーイがリタイアしたら、もう見るのやめようかな…と思っていた私は、まんまと監督の思惑通り、最後までゾーイが生き残ったことでエンドロールまで見ることになるのでした。恐るべし…
あとあんまり関係ないんですけ、ゾーイちゃんの彼氏の名前が「バック」なのって、やっぱファックシーンでバックでハメてたからなんでしょうか…?だとしたらどこまでもな奴だぜ…監督…
真ん中にいるのが(たぶん)ゾーイなのですが、つけてもいないブラとグラサンで、もはや誰なのか不明。
この修正を見るたびに、『レッド・スパロー』でジェニファー・ローレンスが着ていた水着が、地上波CMだど露出度を下げたものに修正されたことを思い出す…